「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

やるべきは変わらない。2位京都をハイプレスで圧す、強気の戦いを完遂せよ。【J2第17節 京都サンガF.C.戦 プレビュー&コラム】 (21.6.5)

前節はダービー群馬戦をドロー。順位は16位。今節はホームに戻り、2位京都サンガと対峙する。京都は現状11試合連続負けなしと好調を維持。ただ過去の通算戦績は栃木の7勝4分5敗と勝ち越しており、相性は良い。栃木は普段通りのアグレッシブな戦いを90分間完遂し、勝点3に昇華させたいところだ。栃木対京都の第17節は6日14時からカンセキスタジアムとちぎでキックオフを迎える。

 

PICK UP 不安定な前線守備の締め直しを

 

▼縦に速い京都とどう対峙するか?

今季の京都はかつて湘南をJ1昇格に導いた曺貴裁監督が新指揮官に就任し、J1昇格圏をひた走っている。

FWウタカも前線の守備をこなし、ボールを失った瞬間のチーム全体の切り替えも非常に速く、ショートカウンターからのゴールも少なくない。勝つための”キジェイズム”がすでに浸透している印象だ。

京都は16節終了時点で11試合連続で負けなし、1132敗、勝点36で2位につける。まぎれもなく強豪だ。

田坂監督が今季の京都について「縦への速さ」に言及しているが、「縦に入れるボールの質、運ぶ質がJ2の中でも非常に高い」ところは京都が上位につける理由の一端だろう。栃木が課題としている部分である。

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