「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

西谷優希「勝ちにいきたいと思います」川田修平「ここで叩いて勝ち点を積んで上位に食い込めるように」【J2第33節 徳島ヴォルティス戦直前コメント】(20.11.10)

今週の9日、西谷優希、川田修平がJ2第33節徳島ヴォルティス戦に向けてコメントした。

■西谷優希

――京都に勝って今メンタル的にはどういう気持ちですか?

「強くていい相手に対してホームで勝ち点3が取れたし、チームとしてすごく良い状態です。これからアウェイでの2連戦、上位との対決に向けて良い勝ちができたと思います」

――チームとして失点ゼロで抑えてきて、京都戦はゴールも生まれました。

「松本戦もゼロでしたが、攻撃でゴールに矢印が向けられていないというのがチームとしての課題でした。京都戦では『ゴールに矢印を向けてどんどん出ていこう』という話がミーティングであって、それを意識できていたし、チームとしてもゴールを取るという気持ちがすごく出ていたと思います」

――矢印というのは、ボランチの選手としてどういうふうに表現しようとしたのですか?

「足元もスペース的には持たせてくれるので空いていたんですが、そこであえて足元よりは相手のセンターバックを裏返したり、相手が嫌がるプレーをどんどんやっていこうと意識していました」

――明本選手のゴールシーンはボランチの2人が関わっているし、ボランチから前に入れてというプレーが続いた中で生まれましたが、どう振り返りますか?

「ボランチの関係性も、横並びではなく斜めにしっかり縦関係になれていたし、そこでのパス交換があってからの、1回バックパスを挟んで縦パスからのワンタッチという形で、本当に理想的な中央突破のゴールだったかなと思います」

――次は徳島ですがまず最近、西谷和希選手がゴールに絡むシーンが、この間はPKを獲ったりその前も決勝ゴールのアシストをしたりとか、その辺はどう見ていますか?

「やっぱりサイドで仕事ができるというのが良さだと思いますし、どっちも共通して言えることが、ロスタイムまでスプリントをかけられる力があるという走力、その中でも技術が落ちず、プレーの質も高いし、成長してきているなと感じています」

――今年特に5連戦とかがある中でも、出ずっぱりでプレーしてあれだけやれるという彼の抜きんでているところは身体自体の強さとか、その辺ですかね?

「元々試合が好きで、試合に関しては昔から疲れを感じないタイプなので、試合に入ってしまえば連戦だろうと関係ないという感じで、本当に試合が楽しくてしょうがないというふうにいつもやっていると思います」

――ここにきて、徳島は首位で勝たないといけないという中でああやって結果を残すというモードに入ってきているのか、過去のキャリアで思い出すところはありますか?

「カズの場合、大学時代は常勝軍団の流経大でやっていて勝者のメンタリティを持っているし、だからこそ首位でいろんなプレッシャーがかかる中でも結果を残しているのかなと。こういう状況に強いというか、高校時代も2年生から10番をつけていたりとか、そういう背負うものがずっと大きい中でやってきたので、『自分がチームを勝たせる』というメンタルの部分が強い選手だなと、一緒にやっていて思っていました」

――この間のPKを獲得したシーンは狙ったんですかね。

「あれはどうですかね。渡井選手が後ろから入ってきていたので、そこを狙いつつ、あわよくばハンドになるような、手に当たるようなところも狙っていると思いますし、2つの選択肢を持っていたと思います」

――西谷和希選手とは最近連絡は取っていますか?

「いや、取っていないです(笑)」

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