序盤に潜んだわずかな隙の正体。【J2第14節アビスパ福岡戦レビュー】(20.8.24)
2020明治安田生命J2リーグ第14節
2020年8月23日18時キックオフ 栃木県グリーンスタジアム
入場者数 1,875人
栃木SC 0-1 アビスパ福岡
(前半0-1、後半0-0)
得点者:17分 エミル・サロモンソン(福岡)
天候 晴れ
気温 27.4℃
湿度 78%
ピッチ 全面良芝
<スターティングメンバー>
GK 1 川田 修平
DF 4 髙杉 亮太
DF 30 田代 雅也
DF 6 瀬川 和樹
MF 15 溝渕 雄志
MF 5 岩間 雄大
MF 13 禹 相皓
MF 17 山本 廉
FW 8 明本 考浩
FW 19 大島 康樹
FW 18 森 俊貴
控え
GK 31 大野 哲煥
DF 23 柳 育崇
MF 25 佐藤 祥
MF 14 西谷 優希
FW 9 エスクデロ 競飛王
FW 16 榊 翔太
FW 20 韓 勇太
▼望んだものとは異なるラフなボールの応酬
サンホーーーー!!!!!
という幕開けだった。
やれ左足で蹴れだ、やれ頭で突っ込めだ、外野は言いたい放題言う。まあ僕も、そこは左足やろー! と叫んでしまった一人だけれども。
3分、溝渕からの右クロスにサンホが飛び込んで右足で合わせたシーン。結果的にこれが栃木の最大の決定機となった。
対する福岡は17分、ゴール中央で獲得したFKをサロモンソンが直接ねじ込んで1対0。
互いに堅い守り持つ者同士。先制点が重要な意味を持つと予想された戦いは、最後のクオリティに勝った福岡に軍配が上がった。
立ち上がりからラフなボールが飛び交っていた。
栃木が蹴れば、福岡も躊躇なく蹴ってくる。だが、福岡にはフアンマがいて、栃木には矢野がいなかった。
福岡はフアンマが収めたり背後へすらしたりすれば前で時間が作れるが、栃木の2トップは大島と明本なので、ラフなボールを入れるだけでは相手CB勢に弾き返されるばかりだった。
福岡のCB勢は強かった。栃木は2トップにサイズがないのだから下から当てたり、相手CBの3レーンを狙って背後で勝負したりするのだろうと思っていたが、序盤はその色がなかなか出てこなかった。
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