「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

守備連載② パウリーニョやユウリの守備の再現を。「プレッシャーをかける守備」と「奪い切る守備」は雲泥の差。【守備のここを見よ】(20.4.18)

昨季チームに所属したユウリが、まさにボールホルダーに襲い掛かる瞬間。

 

▼ボランチがボールを”奪い切る”ことができずにチームの躍進はなし

結局のところパウリーニョやユウリが見せたようなボールを奪い切るプレーが必要だ、という守備の話をしたい。

今季の栃木SCはいかに前からボールを奪えるか、を優先に守備構築を進めてきた。

長いボールを蹴り込み、ボールを失った瞬間に相手ゴール近くでボールホルダーを複数人で囲い込んで奪い切り、ショートカウンターからゴールを陥れる。

ただし、相手にハイプレッシングを掻い潜られてしまえば、自ずと自陣に退却したうえで守備を再構築しなければいけなくなる。どこまで相手を自陣に引き込むかは、そのときの状況や相手との力関係になるのだろうが、いずれにせよ、このときの栃木にできることは限られる。

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