「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

栃木SCに来季加入内定の森俊貴「走って、走って、ハードワークするサッカー。泥臭くやるのがサッカーの醍醐味だと感じています」【インタビュー】(19.12.4)

今年の法政大学からは左から紺野和也(FC東京)、下澤悠太(秋田)、松澤彰(富山)、末木裕也(富山)、森俊貴(栃木)の5名がJクラブに内定した。

4日、法政大学にて、法政大学体育会サッカー部 Jリーグ内定選手記者会見が開催され、来季の栃木SCへの加入が内定している森俊貴も参加した。

森は記者会見の冒頭の挨拶で、栃木SCへの加入の決め手について「これで恩を返せる。色々なチームがありますが、僕にとっては黄色のユニフォームに袖を通してプレーすることが(アカデミー時代の育ててもらった)恩を返せるということです。それが決め手になりました」と力強く語った。以下は、記者会見後の囲み取材時の対応の様子だ。

 

 

▼グリスタで観戦した新潟戦は最高の試合だった

――今年はトップチームの練習にも参加していました。一時は就職活動をして企業から内定も出ていたと聞きましたが、一転、栃木SCへの加入を決めた理由を教えてください。

「トップチームに練習参加したのは6月末でした。その時に質の高い練習をさせてもらって、ここならば成長させてもらえると思っていました。ただ、内定していた企業もあり、自分の中で五分五分で迷っている状況でした。もともと自分のサッカーへの自信があまりなくて、それが就職活動をした理由なんです。ただ、栃木SCに練習参加をして、その後夏を迎えて、天皇杯や総理大臣杯での戦いを通して、その考えが変わっていきました。ただ、その考えが変わった時期がちょっと遅くて、9月末くらいでしたね。でも、そのときにはもうプロでサッカーがしたいという気持ちにはっきり変わっていて、(監督の)米さんに志望変更を伝えて、もう一回プロの練習参加をしようとなったんですが、ちょうど肩のケガをしていて、その影響で練習参加はできなかったんです。ただ、(栃木SC強化部の)山口さんから獲得していただけるという返事をもらえたので、それで栃木に決めたということですね」

――すると決断したタイミングは?

10月中旬頃だったと思います」

――グリスタまで11月3日の新潟戦を見に来たそうですね。

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