「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

殊勲の田代雅也が語る今季。「シーズンが終わって、『お前はシーズン中に切れなかったよな』と言葉を掛けてもらったことは素直に嬉しかった」【インタビュー】(19.12.1)

(撮影は永島一顕)

最終節千葉戦で劇的な逆転残留を決めてから5日後。シーズンオフに入ってからもトレーニングに励む田代雅也に時間を取ってもらいインタビューを敢行した。全文は12月20日発売予定のSPRIDE栃木SC特集(全30ページのボリューム、廣瀬浩二の8千字炎の引退インタビューも収録)をご覧いただくとして、ここにその一部を掲載したい。

GKユ・ヒョンがチームに与えたもの

 

――最後は選手同士でよく話すことが強調されていましたね。

「どれだけ隙を作らずに試合を終わらせるかだったので、練習からエラーになりそうなシーン、相手のミスで助かったシーンも絶対に有耶無耶にせず徹底的に潰していったんです。監督に頼らず、ピッチに立っている選手たちだけで解決策を見出そうと粘り強く話し合ったからこそ、最後の3試合は無失点で終われたのだと思います」

――守備陣では、ユ・ヒョン選手がケガで離脱し、出場した川田修平選手も活躍しました。

「僕はカワちゃんとは練習試合や紅白戦でずっと一緒にプレーしていたから、能力の高さはわかっていたし、僕自身、何も不安もなかった。最初の試合だけしっかり入ることができれば上手くいくと思っていたし、カワちゃんは流れをしっかり掴んだと思います。カワちゃんもそうでしたが、今年はヒョンさんがチーム全体に与えた影響が大きいと思いますね」

(残り 2655文字/全文: 3291文字)

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