「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

老練な勝点の奪い方に見える去年との違い。【J2開幕節ツエーゲン金沢戦レビュー】(19.2.25)

2019明治安田生命J2リーグ開幕節

2019年2月24日14時キックオフ 栃木県グリーンスタジアム
入場者数 5,863人
天候 晴、無
気温 11.0
湿度 30%
ピッチ 全面良芝、乾燥

栃木SC 0-0 ツエーゲン金沢
(前半0-0、後半0-0)
得点者:

<スターティングメンバー>

GK 50 ユ ヒョン
DF 15 森下 怜哉
DF 4 藤原 広太朗
DF 28 温井 駿斗
MF 29 川田 拳登
MF 26 枝村 匠馬
MF 20 岩間 雄大
MF 44 福田 健介
FW 9 大黒 将志
FW 10 西谷 和希
FW 37 浜下 瑛
控え
GK 1 石川 慧
DF 30 田代 雅也
MF 40 寺田 紳一
MF 21 大﨑 淳矢
MF 14 西谷 優希
MF 11 平岡 翼
MF 5 ヘニキ

田坂和昭監督

67分 福田→平岡
80分 枝村→寺田

(撮影は永島一顕)

(撮影は永島一顕)

難しい開幕ゲーム、そしてグリスタのピッチ 

 

15分、20分と経過しても栃木があんまりボールを大事にしようとしないので、ああ、割り切ったんだなと思った。

開幕戦独特の緊張感、初めて使うグリスタのピッチ状況。

田坂栃木がキャンプから用意してきたのはDFラインから繋いでいくビルドアップだったが、この日はその姿を見せることはほとんどなかった。

「ウォーミングアップの時点ですね。今日はラフな展開になるぞという話はみんなでしていました」(岩間雄大)

まだ見ぬグリスタ。事前に練習で使用できなかったホームグラウンドを試合前に確認し、この芝じゃ繋ぐのは危なそうだな、とボランチの岩間と枝村匠馬が顔を見合わせた。キャプテンの藤原広太朗がその会話に頷く。その隣で経験豊富な福田健介も首を縦に振った。

とりあえず、リスキーなことはやめておこうぜ。その意識確認はすぐに取れた。そうしてゲームが始まった。

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