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「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【全選手レビュー2018】栃木SC ジョニー・レオーニ 2年におよぶ冒険の終焉。強く印象付けた守護神の「落ち着き」。

 

15 GK ジョニー・レオーニ

19試合出場(1710分)/19試合中0得点

 

「最終的には自分たちが与えたPK、もらったPK、それらが結局は最後にバランスが取れるのがフットボールだと思うし、だからあまり過剰に心配しないこと」

「どんなに危ないシーンを作られても、点が入っていなければOKだ、ノープロブレムだ」

 

昨季のジョニー・レオーニの名言だ。かつてワールドカップや欧州CLにも出場した経験豊富なベテランGKが放つ魔法の言葉。それらが選手たち、そして栃木SCを見守る者たちに冷静さを取り戻させた。

それは今季も健在だった。栃木SCが3年ぶりにJ2に復帰した今季、序盤は荒波の中を進むことになった。開幕戦から複数失点を繰り返し、開幕3連敗、12失点。

緊急事態の中、ジョニーは2節岡山戦からゴールマウスに仁王立った。だが、栃木は大分や岡山、山口といった、今振り返れば今季の序盤で猛威を振るった絶好調のチームたちの攻撃力に撃沈し、失意のどん底に突き落とされることになった。

だが、そんな悪夢のような状況に立たされたとき、やはりジョニーは落ち着き払ってこう言った。

 

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