「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【コメント】栃木SC 第15節G大阪U-23戦に向けて岡崎建哉「まだ自分がしたいプレーには届いていない。もっとボールを受けたいし、前へ飛び出していきたい」夛田凌輔「(試合が一週空いた分)ふわっと試合に入ると勢いでやられると思う。チーム全体でしっかり試合に入らないといけない」

30日の練習後、岡崎建哉、夛田凌輔が取材に応じ、次節G大阪U23戦に向けてコメントした。

「チームの縁の下の力持ちになることを心掛けている」。6試合連続スタメン出場で身体のキレが増し、ゴールに繋がるアシストの二手前、三手前の黒子的ないぶし銀プレーが増えつつある。

■岡崎建哉

「目立たないけど効いている」と言われる選手に

 

――次節は昨季プレーしたG大阪U23戦です。どういう心境ですか。

「特に気負うこともないですけど、ガンバにいるときは僕自身ケガをしている時間が長かったので、僕のことを知っている人たちにプレーしている姿を見せられることに楽しみを感じている、といったところですね」

――みんな来てくれるんですか?

「直接というのはそんなにないですけど、嫁のほうには連絡があるので、来てくれる人たちはたくさんいます。楽しみです」

――古巣ガンバのサポーターに対しては。

「ケガが多かったにもかかわらずずっと応援をしてくれる人がたくさんいたので、ありがたいという思いが強いです。厳しくもあり温かいサポーターでもあるので、いいサポーターですよ」

――岡崎選手は今、6試合連続スタメンで身体のキレが上がっている感触はありますね。

「そうですね。試合に出るなかで身体を作れるのはいいことなんでもっと上げたいです」

――身体のキレが上がったことでプレーの精度が上がった部分は。

「うーん、まだ自分がしたいプレーには届いていないんで、それをしたいです。身体が動けることで人と繋がれるようにはなっています。自分単体の動きではなくて」

――したいことというのは?

「もっとボールを受けたいですし、前へ飛び出していきたいんです。まだ試合のなかでできていないのでもっとコンディションを上げる必要があると思います」

――ここから個人としてどういうレベルを目指しますか。

「勝利に貢献すること。チームを引っ張ること。目立たないけど効いていると思われること。自分にはスピードがないし派手さがないので、その分チームの縁の下の力持ちになることを心掛けているので、そういうプレーを出していきたいです」

――前節はペナルティキックで今季初ゴール。2戦連続ゴールの期待も懸かります。

「勝ちに繋がるゴールは常に狙っています。まだ時間があるのでコンディションを整えて臨みたいです」

――G大阪U23戦のポイントは。

「若いチームなので勢いに乗らせないこと。ガツンといくこと。相手はちょこちょこするのがうまいので、ガツガツ行くことで相手は嫌がると思います。その意味で、栃木のスタイルをしっかり出すことが大事かなと思います」

――ちなみに吹田スタジアムの特徴は? みんなこもる、と言っているんですが。

「いいスタジアムですが芝がちょっと滑る感触はありますね。足をとられる可能性があるのでそこは注意しながら。あまり風も抜けないので、この時期はたしかにもわっとしますね」

――それも含めて厳しい試合にはなる。

「夏になってきてタフな戦いになるのは間違いないんで、そこの勝負で上回ることが大事だと思います」

 

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