「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【インタビュー】栃木SC ~それぞれの現在地~ 種岡岐将「最初は正直、プロのレベルに圧倒されていた。今はもうやれるという感覚になっているしコツコツと成長できている」

今季、駒澤大学から加入した種岡岐将は大卒ルーキーイヤーを過ごしているが、ここまでまだ公式戦の出場がない。開幕前のキャンプでは「プロのレベル」を肌感覚で受け止めていたようだったが、その後どういう感覚で今を過ごしているのだろうか。5月3日の練習後に話を聞いた。 

種岡岐将。「プロの環境に慣れてきた」と話す一方で「いつクビを切られてもおかしくないという危機感もある」と口にした。

 

オモさん、健太君、菅さんらは自分発進の声だけで守備で主導権を握れている

 

――まだ開幕から出番がありませんが、今はどういう心境でしょう。

「なかなか試合に絡めないので、早く試合に出たいという気持ちはあるんですけど、ただ一方で、せっかく栃木SCという環境で練習ができているので自分自身のレベルアップを、今までにはなかった、新たな自分を見つけられたらというチャンレンジはしています。今までは相手にガツンと行くときは行くというCBでした。ただ、それだけではプロではなかなか守備で主導権を握ることができないのが現状だと思っています。それだけでは難しいと感じています。それに今は3バックでやるなかで、僕は右のCBでTMなどに出ることが多いんですが、3バックなのでサイドのスペースが不利になる場面が出てくるんです。そのときにいかに近い選手を動かして、言い方は悪いですが、いかに楽に守れるか、ということもう少しできないと試合に出るのは難しいだろうなと」

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