【レビュー】栃木SC J3第6節セレッソ大阪U-23戦 まさに花より団子――。理想から現実にシフトして掴んだ価値ある勝利、そして連勝。
2017明治安田生命J3リーグ第6節
2017年4月29日14時キックオフ ヤンマースタジアム長居
入場者数 951人(うち栃木SCサポーターは約150人)
天候 晴れ一時曇り、中風
気温 19.2℃
湿度 39%
ピッチ 全面良芝、水含み
セレッソ大阪U-23 0-1 栃木SC
(前半0-0、後半0-1)
得点者:73分 広瀬健太(栃木)
<スターティングメンバー>
◆栃木SC
GK 15 ジョニー レオーニ
DF 4 広瀬 健太
DF 5 尾本 敬
DF 17 福岡 将太
MF 38 宮崎 泰右
MF 2 西澤 代志也
MF 16 仙石 廉
MF 26 夛田 凌輔
MF 21 牛之濵 拓
FW 19 服部 康平
FW 8 廣瀬 浩二
控えメンバー
GK 1 竹重 安希彦
DF 7 菅 和範
MF 10 杉本 真
MF 11 岡﨑 建哉
MF 14 西谷 和希
MF 24 和田 達也
FW 9 竹中 公基
監督 横山 雄次
苦しい前半の流れからはどうなることかと思ったが…
まさに花より団子――。
6節セレッソ大阪U-23戦の栃木は、見栄えのいい花より実を選んで価値ある勝利、初の連勝を掴みとった。
前半は良くなかった。というより悪かった。今季ここまでで一番悪かったと思う。
序盤から相手に押し込まれて、さらにセカンドボールも拾われてシュートを打たれるシーンが何度もあった。相手のシュート精度に助けられた側面もあれば、GKジョニー・レオーニのセーブに助けられたシーンもあった。
栃木の守備がはまらなかったのは、システムのかみ合わせの問題が一つ。
「システムのかみ合わせの問題があって、相手に外側の2対1をうまく使われてしまった。サケさん(酒本、ボランチ)ら経験のある人が気を利かせて、こっちのマークが浮いてしまうポジションをうまく突かれた」
前半、左ウィングバックに入った夛田凌輔がそう振り返っている。
相手は攻撃時に適宜ロングボールを交えつつも、基本的に最終ラインから狙いをもった丁寧なビルドアップで攻撃を組み立てていた。
相手の4-4-2のビルドアップに対して、栃木は3-4-2-1で構えるのだが――。
(残り 4182文字/全文: 5091文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ