「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【インタビュー】栃木SC ~チャンスを待つ男たち~ 古波津辰希「自分からチャンスを掴みたい」山本大稀「スタメン出場を諦めたわけじゃない」

チームが首位を快走するなかでベンチ入りし、出場機会をじっと待つ古波津辰希、そして山本大稀。二人に共通するのは今季序盤戦はスタメン出場の機会があったということ、今現在はサブに甘んじているということ。夏季の補強が奏功してチーム力がアップした一方に、彼らがいる。二人の今に耳を傾けてみた。

古波津辰希の課題は運動量。暑さが和らぐ終盤戦にチャンスはあるか。

 

――今、ベンチに入って出番を待っていますが、自身の課題はどう整理していますか。

「いま、(本間)勲さんと(西澤)代志也君がボランチで試合に出ているのは納得していて、二人は練習から確実に運動量で自分よりも上回っていると思っています。だから二人とは違った良さを出していく必要があるし、新里さんにも言われているんですけど、二人に運動量で勝てないのならば違った良さをチームにプラスにできるように意識しながら練習をやっています」

――良さというのは。

「ボール一つを奪うとか、ごちゃごちゃした球際だったり、基本、怖がらずにボールに突っ込んでいけるので、そこはオモさん(尾本)にも言われるんです。球際とかはお前の良さなんだから練習から常にやっておけ、と言われているんで、それは本当に練習からやり続けることで成長にもつながるし、監督にそういう印象を与えることもできるし、ただ、プラス、運動量というのは課題なんで、そこを練習中から発揮できるかどうかは自分次第だと思っています」

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