【レビュー】栃木SC J3第17節鹿児島ユナイテッドFC戦 流れを変える布石、実った交代策。90分トータルで勝ち切り、J3記録の8連勝を樹立、首位堅持。
2016明治安田生命J3リーグ第17節
2016年7月16日17時キックオフ 鴨池陸上競技場
入場者数 2,886人(うち栃木SCサポーターは、ゴール裏約100人、メインスタンド約100人、合計約200人)
天候 曇、中風
気温 30.0℃
湿度 81%
ピッチ 全面良芝、水含み
鹿児島ユナイテッドFC 0-1 栃木SC
(前半0-0、後半0-1)
得点者:86分 大石治寿(栃木)
<スターティングメンバー>
◆栃木SC
GK 21 吉満 大介
DF 17 山形 辰徳
DF 4 広瀬 健太
DF 5 尾本 敬
DF 7 菅 和範
MF 8 廣瀬 浩二
MF 2 西澤 代志也
MF 30 本間 勲
MF 38 宮崎 泰右
FW 13 上形 洋介
FW 9 大石 治寿
控えメンバー
GK 1 竹重 安希彦
DF 18 坂田 良太
MF 14 西谷 和希
MF 20 山本 大稀
MF 41 佐々木 勇人
MF 6 古波津 辰希
FW 11 ジャーン モーゼル
監督 横山 雄次
非常に苦しい前半、流れを変えた後半
前半が終わったときは後半にどう期待していいのかわからないようなゲームではあった。
目に見ている現象だけでいえば、前回対戦した鹿児島との試合と同様の展開にも見えたからだ。
前節の反省点だった“奪ったボール”の先がやはりうまくいかない。相手に押し込まれながらも奪ったボールをハーフウェイライン付近にいるトップの大石治寿に入れてもすぐに囲まれて潰される。本間勲や西澤代志也らボランチ勢が顔を上げる時間がなく囲まれてはボールをロストする。
だがその一方で、相手がハイプレスにくる際、シンプルに相手のDFラインの背後へ抜けるボールを蹴り出してプレスを裏返そうと、チームで共有している策を徹底する姿勢もしっかり見えていた。
とはいえ、栃木がそうしてくることは相手も対策済み。
「思っている以上に相手が早めにボールを蹴り込んできた。我々に対する対策があったが、それに対しては対策をしていた。ただ、そこからの攻撃はまだまだという印象だった」(鹿児島・浅野哲也監督)
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