「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【プレビュー】栃木SC J3第15節SC相模原戦 勝つために成すべきを愚直に遂行し、厳しい環境下のアウェーを勝ち抜け。

相模原で今季全試合に出場し、コンダクターとして活躍する元栃木SCの菊岡拓朗

 

待っとけや、菊岡――。

という試合である。相模原の菊岡拓朗のことを知らない人もいるだろうから少し書いておくが、栃木には12年と13年の2年間所属。パウリーニョ(山雅)、クリスティアーノ(柏)といった今振り返ると考えられない豪華布陣のなかで、トップ下やサイドの選手として、チームのボール回しの潤滑油、前線へのボール供給役として活躍した。そこに出すの? というまるでピッチを上から俯瞰しているんじゃないかという度肝を抜かれるスルーパスと、精度の高いフリーキックやコーナーキックは圧巻で、観る者を魅了する、お金を払って観るに値する選手であった。

 

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