【サッカー人気3位】【浦和を語ろう・激論編】セレッソ戦を前向きに厳しく振り返る…

「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J1-31[H] サガン鳥栖戦のポイント(24.9.22)

J1第31節、暫定6位の東京ヴェルディ(勝点44/11勝11分8敗 得失点-2)は、20位のサガン鳥栖(勝点24/7勝3分20敗 得失点-22)と18時から味の素スタジアムで対戦する。今季初の3連勝からどこまで伸ばせるか。

■足音を聞かせろ

4対4でスタートし、サイドからひとり加わって5対4の形となる。数的優位における攻撃、数的不利における守備のトレーニングだ。

「ひとり多いんだから慌てないように走ること。強度の高いなかでしっかり判断しよう。点を取るためのトレーニングだが、守備に戻ってディフェンスするまでがセットだ」

城福浩監督が指示を出す。攻撃を防がれたあとにカウンターを受け、キーパーと1対1になりかける場面があった。「(後ろから追いかけて)相手に足音を聞かせろ。それでミスになる可能性がある。あきらめるな!」と言った。

面白いな、と僕は思う。実際、歓声の渦巻くスタジアムで足音が聞こえるかは疑問だ。伝わるのは音よりも、おそらくは目に見えない気配や殺気のようなものである。

あいつらは必ず守備に戻ってくる。労を厭わないフルスプリントでいまにも背後に迫り、身体を投げ出してくる。相手に与える強迫観念は、たしかにミスの呼び水となるかもしれない。

(残り 1309文字/全文: 1826文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »