【マッチレポート】J2-28[H] ジュビロ磐田戦『プロ20年目の平然』(20.10.22)
2020年10月21日(水)
J2第28節 東京ヴェルディ vs ジュビロ磐田
19:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]3,160人 [天候]晴、無風、気温16.1℃、湿度56%
東京V 0‐0 磐田
前半:0‐0
後半:0‐0
[得点]
なし
●東京Vスターティングメンバー
GK1 柴崎貴広
DF3 近藤直也
DF5 平智広
DF16 福村貴幸(46分* 山本)
MF17 クレビーニョ
MF9 佐藤優平
MF36 藤田譲瑠チマ
MF14 森田晃樹(90+1分 石浦)
FW19 小池純輝(78分 新井)
FW13 大久保嘉人(59分 井上)
FW48 山下諒也(90+1分 澤井)
(ベンチメンバー:GK41長谷川洸。DF2若狭大志。MF4澤井直人、20井上潮音、21山本理仁、34石浦大雅、18新井瑞希)
監督 永井秀樹
■大久保嘉人のチャンスメイク
試合前のウォーミングアップ、最初に出てきたのはゴールキーパーの柴崎貴広と長谷川洸だった。この試合、マテウスに代わって、柴崎が東京ヴェルディのゴールを守る。
柴崎は7月5日のJ2第3節、栃木SC戦(1‐1△)以来、約3ヵ月半ぶりの出場となるが、プロ20年目の大ベテランだ。難しい状況でもきっとどうにかする、いや、なんとか対応してくれと願った。
序盤、ペースを握ったのはジュビロ磐田。両チームで最も大きい背番号50をつける遠藤保仁が動きながらボールを受け、軽やかにさばく。身体の向きや目線など細かい動きで相手の逆を取り、捕まえづらいことこの上なし。浮き球の使い方、ボールの逃がし方も巧みで、こうすればいいんだよとお手本を示すようなプレーを新鮮な思いで見つめた。磐田の布陣は、遠藤を中央に置いて5人が取り囲む、さしずめEペンタゴンといったところか。
東京Vは押し込まれ、何度かサイドを突破されたが、全体のカバーリングの意識が高く、この時間帯を持ち堪えた。守勢に回らされた一因は、磐田の最終ラインがこれまでの3枚ではなく4枚で、各ポジションの立ち位置が想定とズレていたことにある。
「直近の試合を含め、4バックはやっていなかったので、まさかという感じがありました。そのため、立ち上がりの10分から15分は守備のところでやりにくさがありましたが、スタッフの間では4バックの想定も準備しており、給水タイムにプレスのハメ方と人の配置を修正してからは選手がよく対応してくれたと思います」(永井秀樹監督)
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