「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】開幕5日間ドキュメント『いってらっしゃい』(17.2.25)

13:05
選手バスが出発するまで、まだ時間があるなとカメラをぶら下げてランドをうろつく。こんな天気のいい日は、ガシガシ写真を撮っておきたい。

ふたりの少年のシュート練習にカメラを向けていたところ、「リョウガ!」と呼ぶ声。シュートを打っていた背の高いほうの少年がそっちを振り向いた。

えっ、と僕は驚いた。おまえ、まさか貴田遼河なのか。そう問うと、「はい……」と不安げな表情を浮かべる。2年前、Jリーグオフィシャルサイトの「J2番記者リレーコラム」で書いた少年である。いつかまた会えるだろうと思っていたが、それが今日とは。

東京ヴェルディジュニアの貴田遼河(小5)。3つ下の弟分の友だちと一緒に。

左、東京ヴェルディジュニアの貴田遼河(小5)。凛々しくなったね。3つ下の弟分の友だちと一緒に。

「大きくなったなあ」と感慨にふける僕は、すっかり親戚のおっさんだ。一緒に味スタまで行ったのを憶えているのだろうか。「憶えてます!」と元気な返事である。

おでこの傷が印象的な少年だった。向こう傷は男の子の勲章だ。ちょっと、おでこを見せてみ。遼河は前髪をぺろっとめくって、はじけるように笑う。傷はきれいに治っていた。よかったね。

13:45
選手バスが到着し、ついに徳島に向けて出発する。見送るサポーターも集まってきた。

バスが到着し、選手たちが次々に乗り込む。

バスが到着し、選手たちが次々に乗り込む。

一番最後だったのはイバンコーチ。わりとのんびり屋さん。

一番最後だったのはイバンコーチ。わりとのんびり屋さん。

盛大な東京ヴェルディコールとともに、バスを見送った。

盛大な東京ヴェルディコールとともに、バスを見送った。

明日、2017シーズン、J2開幕!

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