及第点並の攻に落第点クラスの守。黒田ゼルビアの光と影が交錯した痛み分け【川崎フロンターレ戦/マッチレビュー】
■明治安田J1リーグ第9節
4月6日(日)14:00キックオフ
町田GIONスタジアム/11,974人
FC町田ゼルビア 2-2 川崎フロンターレ
【得点者】町田/34分 岡村大八、53分 西村拓真 川崎F/16分 エリソン、73分 河原創
▼有言実行の同点ゴール
90+7分、2−2での痛み分けを告げる試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
勝者なき結末を迎えた暫定2位の町田と3位の川崎フロンターレによる上位対決。計4ゴールが決まった白熱の攻防は開始6分、町田のファーストチャンスで幕を開けた。
相馬勇紀、下田北斗、中山雄太による“左の三重奏”で左サイドからチャンスを作ると、ジェジエウのクリアボールを仙頭啓矢がフィニッシュに持ち込んだ。「今のウチのストロングポイント」と昌子源が胸を張る左の関係性で相手ゴールに接近。こうして試合の入りは悪くないように映ったが、3位チームはファーストチャンスを仕留めてきた。
三浦颯太とマルシーニョのコンビネーションプレーで右サイドのポケットへの進入を許すと、三浦からのグラウンダーのクロスを谷晃生が処理し切れず、ゴール前のこぼれ球をエリソンに押し込まれてしまった。クロスからの失点は黒田ゼルビアが毛嫌いする部類の代物。谷はクロス対応の場面をこう振り返る。
(残り 3661文字/全文: 4190文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ