初挑戦のトップカテゴリーでも“ゼルビア旋風”。免疫なきJ1勢を苦しめた“黒田流チームスタイル”【検証・シーズンレビュー2024①】
J1初挑戦の歴史的なシーズンは3位フィニッシュだった。「5位以内」を目標に掲げた黒田ゼルビアは初昇格チームの最高位を更新した一方で、Jリーグ史上例を見ないJ1初昇格・初優勝の偉業には手が届かなかった。果敢にトップカテゴリーに挑んだ黒田ゼルビアはどんな道を歩んできたのか。計4回掲載予定のシーズンレビューで検証する。
藤尾翔太と平河悠とのタッグが猛威を振るった
▼センターはパリ五輪代表コンビ
J1昇格組が掲げる目標はJ1定着が王道。しかしプレシーズンの感触に手ごたえをつかんでいた黒田剛監督はそれを良しとしなかった。
「目標は5位以内。あわよくば優勝」
サガン鳥栖が2012シーズンに記録した初昇格組の最高位である5位と同等、もしくはそれ以上をシーズン目標に掲げた指揮官。一見、壮大な目標にも思えたが、黒田監督は
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