狡猾に抜け目なく、“最強の盾”を早期攻略。“先手必勝”の王道パターンで首位返り咲き【柏レイソル戦/マッチレビュー】
■明治安田J1リーグ第11節
5月3日(金・祝)15:00キックオフ
町田GIONスタジアム/12,064人
FC町田ゼルビア 2-0 柏レイソル
【得点者】町田/9分 オ・セフン、69分 荒木駿太
▼「駿太と目が合った」
相手の隙を突いて機先を制す。開始9分の先制点は、まさにそんな形だった。
ヴィッセル神戸やサンフレッチェ広島と並び、リーグ最小失点(7失点)を誇る戦前の柏は、“最強の盾”を有するチーム。そんな「コレクティブなチーム」(浦和レッズ・小泉佳穂)を攻略する糸口の一つとして、町田はセットプレーに相手のウイークポイントを見いだしていた。9分に町田が右サイドでスローインを獲得すると、スロワーの鈴木準弥と荒木駿太がアイコンタクトを交わし、鈴木がボックス内へ進入する荒木へクイックリスタートでのスローインを供給した。そして相手よりも先にボールの落下地点に入った荒木がダイレクトでオ・セフンに落とし、最後はオ・セフンが冷静に右足で流し込んだ。結果的に先制点を演出する格好になった鈴木が、ゴールシーンをこう振り返る。
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