「ゼルビアTimes」郡司聡

【選手コメント】J2第20節・東京ヴェルディ戦/高原寿康選手、大谷尚輝選手、深津康太選手、金聖基選手、戸高弘貴選手、吉田眞紀人選手、中村祐也選手、 畠中槙之輔選手(東京V)

■明治安田生命J2リーグ第20節・6月25日(日)18:00キックオフ
町田市立陸上競技場/4,334人
FC町田ゼルビア 2-4 東京ヴェルディ
【得点者】町田/64分 吉田眞紀人、90分 戸高弘貴 東京V/6分 渡辺皓太、51分 畠中槙之輔、56分 アラン・ピニェイロ、77分 安在和樹

■GK 21 高原 寿康(町田)
ウチへの対策が徹底されるようになってきた
「対戦相手が[3-4-3](3-4-2-1)のチームが多くなってきて、ウチへの対策が徹底されるようになってきました。さらに相手の外国籍選手のパフォーマンスが良かったので、そこでボールを収められたことがキツかったかなと。彼らをつぶせるかどうかで自分たちの戦術が生きるかどうかになってきますから。前をつぶせないとそれによって全体が戻らないといけないですし、相手が下げてきたボールに対して前に出て行くことが難しくなります。そこをはね返せるかどうかが大きいと思います」

 

■DF 35 大谷 尚輝(町田)
体力的にキツい前半だった。
「立ち上がりから厳しい展開でした。サイドチェンジを出されることは良いのですが、サイドチェンジをやられたあとに自分の逆サイドでクロスを上げられて決定機を作られることが多かったです。体力的にもキツい前半でした。SBがクロスを上げさせないこと、真ん中もはね返すことをしっかりとやりたいですね」

 

■DF 5 深津 康太(町田)
自分たちの形にならないときこそ我慢が必要
「本当に負けたくなかった。悔しいという思いが強いです。やられたくないことを全部やられて後手に回った感じがします。今季、何もできなかった試合の中でワーストゲームだと思います。チーム全体の試合の入りが悪かったので、それは修正できる点だと思います。相手の勢いにのまれました。改善できることはトライしていきたいです。2点を取れたことはうれしかったですけど、これだけ点を取られたのは久しぶりです。誰かのせい、というわけではないですし、自分たちの形にならないときこそ我慢が必要。みんなで話し合ってやっていきたいです。

前半を1失点でしのげたことはポストにも助けられましたし、相手のシュート精度にも助けられました。その上での0-1はラッキーだったと思います。後半はギアを上げようにも上がり切らなかったです。サポーターには申し訳ない気持ちです。次は第1クール最後の試合なので、なんとしても勝ち点3を取って帰ってきたいです。改善すべきことはたくさんあるけど、改善していきたいです」

 

■DF 24 金 聖基(町田)
4失点は申し訳ない気持ちでいっぱい
「4失点をしているので、申し訳ない気持ちでいっぱいです。(東京Vは安在選手を右サイドに置いてきました。左CBとしての対応の仕方について)相手もスカウティングしてきた結果ですが、振られるボールが多く、後手に回る守備が多かったので、自分たちで修正できれば良かったです。前半から相手が押せ押せでこちらがいっぱいいっぱいになってしまった部分があるので、もう少し修正できたのかなと思います。

ハッキリと前から行くのか、もう少し相手を引き込むのか。自分たちのサッカーをする上ではもっとボールホルダーに行かせるようにしないといけない場面もありました。前の選手の疲労度もありますが、ポンポン蹴られて裏を取られると危険な形になります。もう少し前からの守備を意識してやりたかったです」

 

■MF 32 戸高 弘貴(町田)
チームを勝利に導ける場面で点を取りたい
「(ボランチでセカンドボールを拾えと言われていました。あとは前に出て行くことは自由にして良いという感じでした。前に出て行くことは意識できましたが、セカンドボールを拾えたかと言えばそうでもないのかなと思います。そこは反省することだと思います。

(ゴールシーンについて)これは周りに言われて気づいたことですが、最初は左足でも打てたと思うんです。でも正直ゴールがあまり見えていなくて、右足に持ちかえて、その瞬間にゴールが見えたので、それで打ったという感じです。シュートコースがうまく良いところに行ったので、入って良かったです。左でも打てたというのは、終わった後にみんなに言われて気づきました。自分では気づかなかったです。最初は左足で、(中村)祐也さんにパスを出そうとしていました。でも、あまりチャンスになりそうにないなと思って持ちかえて打ったという形でした。1点は1点ですけど、チームを勝利に導ける場面で点を取れれば良いなということを強く思います。

(天皇杯では90分間フル出場をしてゴールも決めて、今回も途中出場をしてゴールを決めてと、これからに向けて戸高選手への期待値はすごく高まっていると思います)極論を言えば、チームが勝てれば点を取れなくても良いです。どうすれば、勝利に近付けるかということがまだ明確になっていないので、みんなで話したり、考えたりしながら、勝ちに近付けるようなことを何か行動に移さなければいけないと思います」

 

■FW 7 吉田 眞紀人(町田)
冷静に決めることができた
「ゴールシーンは相手GKの股を抜くことを考えていて、GKが出て来ている中でも冷静に決めることができたなと思います。無我夢中にプレーしていた中でGKも迫っていることが分かっていて、どこかコースを狙っても足に当てて止められてしまうなと思ったので、股を抜く決断をしました。

(前半は相手に押し込まれる時間が続き、前線の選手としてはチャンスを待つような状況でした。どんなことを考えてプレーしていましたか?)相手に流れを取られていて、なかなかチャンスがなかったので、我慢の時間帯だと思いながらプレーしていました。ただあれだけ失点が増えると展開上難しいですね。(次節の山形戦に向けて)連敗をしてはいけないと思うので、チーム一丸となって戦いたいと思います」

 

■FW 11 中村 祐也(町田)
サポーターの拍手は聞こえていた
「(今季リーグ戦初出場。けがからの復帰戦となりました)多くのサポーターの方々が良い雰囲気を作ってくれて、サポーターの方々の大きな拍手も聞こえてきました。こういう復帰戦を迎えられてうれしいです。

中盤でボールを受けることや背後でボールを受けることを考えながら試合には入りました。ただ良い状態でボールを受けることがなかなかできなかったので、そういう場面を多く作れればもっとチャンスを作れたと思います。なかなか押し込むことができなかったので、厚みのある攻撃ができませんでした。少ない出場時間でもチームの力になれるようにやっていきたいです。点を取ってチームに貢献したいと思うので、応援をよろしくお願いします」

 

■DF 4 畠中 槙之輔(東京V)
気持ちもすごく入っていた
「2点目を取れたことは大きかったのですが、逆にホッとしてしまう部分もあったと思います。(フィードも効果的だったのでは?)ミスも多かったですし、もっと丁寧に蹴ることができればもっとチャンスになったと思います。

(セットプレーのマーカーは仲の良い大谷選手でした)その一つ前のCKでいろいろ動いていたら、大谷が『そういう動きをするなよ』と言ってきたので、こういう動きが良いのかと思っていたら、良いボールが来ました。前で触れてタイミングよく合わせることができました。気持ちもすごく入っていましたし、ここ野津田でプレーできたことは楽しかったです。

相手は前から来るかなと思っていたのですが、思ったよりも来なかったので、落ち着いてウイングバックへのフィードを展開できました。2トップがプレッシャーをかけに来ても、3バックの誰かが空くし、前半から良い形で両サイドから攻めることができたと思います。

(町田のサポーターに成長した姿は見せられましたか?)完封勝利をできれば結果としてもっと成長を示せたのかもしれませんが……。なにはともあれ勝つことができて良かったです」

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