【マッチレビュー】J2第34節・東京ヴェルディ戦/『東京クラシック』2連勝達成。“不測の事態”を乗り越え、逞しく勝ち切る
■明治安田生命J2リーグ第34節・10月2日(日)16:00キックオフ
町田市立陸上競技場/5,016人
FC町田ゼルビア 2-1 東京ヴェルディ
【得点者】町田/8分 中村祐也、41分 中村祐也 東京V/68分 平智広
▼“様子見”からの“決断”
開始早々の8分、相手のセットプレーの展開からカウンターをしかけたFC町田ゼルビアは、右サイドでボールを確保した仲川輝人がゴール前へ絶妙なクロスボールを供給した。井林章、平智広のマークをかいくぐり、「駆け引きに勝っていた」中村祐也が先制点を奪った。
しかし、最近の町田は、早い時間帯に先制点を奪っても、試合が安全圏に突入するわけではない。特にホームゲームではその例が顕著で、第25節・水戸ホーリーホック戦(3△3)や第27節・レノファ山口戦(2●3)では、2点差をつけても結局は追い付かれるか、逆転を許すこともあった。
その例に漏れず、今節の東京ヴェルディ戦も前半26分の段階で暗雲が立ち込めていた。カルフィン・ヨン・ア・ピンが2度目の警告を受けて退場処分を受けると、10人という数的不利の状況に陥っている。CBを1枚失った町田は、ベンチが慌ただしく動く。例えば、J1・サンフレッチェ広島から育成型期限付き移籍で加入し、CBが本職の大谷尚輝を投入し、中盤の枚数を削つ形が一つの定石だろう。
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