一年が終わった12月。来年もJ3は変わる【2023年の足跡】(総集編)
(PHOTO,TEXT・佐藤功)
2023年の足跡
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▼2023年12月2日
愛媛は2023年11月11日、第35節でJ3優勝を決めた。昇格枠は残りひとつ、3位・富山は勝たなければいけない理由があった。
一方、Y.S.C.C.はもう昇格もなければ降格もない順位だった。でも、勝たなければいけない。
「どんなゲームでも一戦に集中していけるかどうか」
彼らは一年間積み上げてきたものをすべて出した。
2023年は、富山で始まり富山で終わり、負けで始まり負けで終わり。12位で終わった。
明治安田生命J3リーグ第38節
カターレ富山 2―1 Y.S.C.C.横浜
2023年12月2日(土)
富山県総合運動公園陸上競技場:6,453人[得点]
8′ YS 松村航希
45+4′ 富山 高橋駿太
90+7′ 富山 アルトゥール シルバ
12位でフィニッシュ。すべてを出し切った2023年【J3第38節・vs富山】[レビュー]
▼2023年12月3日
熱戦の翌日、富山から帰ってきた彼らを、本牧に集まった人たちが迎える。
一年はこれで終わり。2023年を共に戦った仲間が揃ったのは、この日が最後だった。
シーズン終了だよ、本牧に全員集合!【2023シーズン報告会】
▼2023年12月8日
J3アウォーズが開催。Y.S.C.C.は無関係だった。
ベストイレブンに選ばれた奈良・浅川隼人の今年一番印象に残った試合は、開幕の松本戦、と答えてくれた。深い意味はないとは思うけど、今から思えば少し意味深に聞こえる。2024年、彼は松本山雅の一員として立ちはだかる。
その数時間前、松井大輔らの契約満了が発表された。
▼2023年12月14日
Y.S.C.C.の新加入選手セレクションが実施。前日には、日本プロサッカー選手会主催のトライアウトもあった。
人の就職活動を見るのは、あまり気持ちが良いものではない。有望な選手を探す楽しみよりも、来年の仕事を手に入れるのはごく一部という気持ちの方が強くなる。
▼2023年12月19日
2026-27から秋春制がスタート。数年後、Jリーグは世界基準へと変わる。また、J2昇格プレーオフの新設が発表された。こちらは2024年から、年間順位で3~6位に入れば昇格のチャンスがある。2023年から始まったJFLへの降格制度は、もちろん継続された。
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