2019年09月30日 8時00分　
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2019年9月29日 神戸
（PHOTO,TEXT・佐藤功）

Fリーグ2019/2020ディビジョン2 第8節
デウソン神戸 2-8 Y.S.C.C.横浜
2019年9月29日(日)グリーンアリーナ神戸 入場者数：1,263人
[得点]
01’25” YS横浜 山形祐斗
03’06” YS横浜 樋口未樹也
03’34” 神戸 三村里来
05’57” YS横浜 高橋健
09’35” YS横浜 滝沢拓也
22’47” YS横浜 高橋健
27’13” 神戸 三村里来
32’18” YS横浜 川崎柊音
33’09” YS横浜 オウンゴール
33’47” YS横浜 高橋健

▼新たな可能性

廣戸、栗林、そして稲葉。メンバー表に馴染みの名前がない。それはYSにとってピンチである。だがそれは、チャンスだった。

先制ゴールは、前節デビューした山形によるもの。そして同じく今季デビューした山崎はアシストの結果を残し、GKの山口もピッチに立った。

そしてチャレンジでもあった。12人全員を使い、様々な4の組み合わせを作り出す。ピッチ上には新鮮な組み合わせの4人、意外な4人の組み合わせが絶えず登場。それは全体の意思統一の高さを感じさせた。

新戦力は結果を残し、新たな組み合わせに新たな可能性を魅せる。後半だけで25本のシュートを撃ったYSは、去年の借りを倍以上にして返した。

前田佳宏 監督

前田　いつものことになってしまいますが、デウソン神戸さんをはじめ、たくさんのサポーター、関係者のみなさんによってこのゲームが本当にたくさんのお客さんの前でできたことが幸せだったと思います。まずは、ありがとうございますといいたいです。このFリーグという大きなグループでしっかりフットサルを盛り上げていきたいという想いがありますので、当たり前のことではないと思いますので、選手たちを含め関係者も含めフットサルを盛り上げていきたいと思います。

 今日のゲームは、昨シーズンの借りは返したいと思ってこの会場に入ってきました。ただブレることなく、やることは忘れずにしっかり臨もうと。メンタルだけでやることがおろそかになってしまう時もあります。ウチの選手は真面目ですので熱く燃え過ぎる、そしてプレーを忘れてしまうというところもあるので、やることをしっかり確認してからゲームに臨みました。その分、熱くも戦えながら冷静にゲームを運べたと思います。それがたまたまうまくいって、点数も自分たちが慌てることなく先行できているといういいリズムで展開できたともいます。

ただ後半の終盤は、自分たちのやりたいことができなかった。もっと締めてクローズをさせたかったですし、願わくば点を獲ってこちらの流れのまま終わって来週のゲームに向かいたかったところですが、そこはうまくいかなかったと思います。そこはクラブとしてグループとしてまだ未熟と思っていたので、それをこの後半戦の課題のひとつとして積み上げていきたいと思います。

――前半に得点はできていても、苦しかったように思います。そこから後半に入りかなり押し込む時間がありました。ハーフタイムにどういった指示をされたのでしょうか？

前田　前半は苦しいという印象よりも、フットサルはうまくいくときもあればうまくいかない時もありますので、まずはうまくいかない時の自分たちをしっかり受け止めてどうすればいいのか、どうやったら自分たちのリズムになるのかというのが僕のマインドです。うまくいかないからどうしようではなく、うまくいかないことを認めて、でもやることは変わらない、とハーフタイムで確認して入りました。

宿本諒太

宿本　相手もキープレーヤーが欠場していましたがこちらも普段とは違うメンバーで、相手が神戸ということでどうなるかというところもありましたけども、無事に勝てて安心をしています。

でも内容を見るとまだまだなところもありますので、これで本当に優勝できるのかというところを自分たちに言い聞かせて、一週間後のアウェーでの浜田戦に向けて横浜らしく、ひたむきに全力でプレーして勝ちたいと思います。

――今日はいつもと異なりいろんなセットに入ってプレーをされましたが、感触はいかがでしたか？

宿本　一言で言えば、楽しかったという感想です。自分のポジションもそうですけど、いろんな組み合わせが試せたということで、この試合は勝ち負け以外にも有意義なものにできたと思いますの。今日、新しい発見もありましたので、チームを積み上げるいい機会だったと思います。