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四方田修平監督「新戦力の台頭は非常に頼もしいし、怪我人も戻ってくる。起用は相手によるところもあるが、日々のトレーニングを見ながら評価していきたい」……3/23 練習後コメント

 

■四方田 修平監督

──ルヴァンカップの岐阜戦の振り返りからお願いします。

「……岐阜戦……、もう頭は名古屋に切り替わってるから(笑)。まあ出場機会の短い選手でのルヴァンカップ初戦でしたけど、難しいゲームでしたけど、結果を出せたことは非常に良かったと思います。無失点に押さえたところもそうだし、得点の形もふだんやってきたところが出たので、そこはポジティブなところです。ただ、もっと圧倒していくためには守備でうまくいかなかったところもありましたし、相手のサイドバックが内側に入ってきてつかみきれなかったりはがされることもありました。攻撃では相手のプレスで、5枚で合わせされて前進できなかったり、最後を崩しきれなかった。もっとビッグチャンスをたくさん作りたかったので、良かったところと、もっとレベルアップしていかなければいけないところと、両面だったと思います。ふだん試合時間が少なかった選手がそれを経験できたことをこの先の変化につなげていきたいと思います」

 

──鈴木準弥選手のCBや駒沢直哉選手の1トップ、シャドーの組み合わせなど、試したかったところの手応えは?

「あの試合だけで評価はしづらいですけど、ただ準弥の右CB、山﨑(浩介)の左CB、(伊藤)槙人もなかなかながい時間使えなかったので、そこを90分できましたし、ここから先のリーグ戦では怪我とか出場停止とかいろんなことが起きるし、もちろん競争の中でまた変化も起きてくる可能性もあるし、こういう機会が作れたことは結果も含めて良かった。みんなが頑張ってくれてまた4月にもルヴァンカップをやれるので、そこからもう一歩先に、『何かけっこう良いとこまで行けたな』みたいな感じから(笑)、上位へとトライしていきたいと思います」

 

──頭はもう名古屋戦にということでしたが、どういう準備をしていきたいですか?

「名古屋に限らず3バックでやってるチームが今すごく増えていて、ウチだけが困ってるのではなくて、たとえウチと対戦してるチームはみんな困ってると思ってます。やはり5枚(5バック)で下がられたときに崩すというのは、どのチームであっても簡単ではないので、シーズンを通して連携を深めていったり、個々のレベルアップを含めて得点できるようにしていきたい。どの試合でもやはり先取点は非常に大事になってきます。そこは守備だけではなくて、点を取れる攻撃を見せていかなければいけないと、今に始まったことではなくずっと感じているので、点を取りに行くときはしっかり取りに行けるように名古屋戦で出していければと思います」

 

──どう崩していくか、そこは先週から時間をかけてきたところですか?

「いや、岐阜戦があったのでそこだけ時間をかけていたわけではないです。まあ、ここからですね。ただ、今までまったくやってきてないわけではないので、そこは継続する部分もあります。ビルドアップで前進していくところと、そこからどう崩していくところは分けて考える部分があるけど、そこは両方で、突破を増やすためには前進しなければいけないし、両方大事だと思っています。前進させるためにはボールをマイボールにしなければいけないですし、すべてがかかわっていると思います。……ちょっと表現するのが難しいですけど(笑)」

 

──カップ戦も含めて駒沢直哉選手が台頭してきて、前線の組み合わせはバリエーションが増えてきている印象ですが?

「怪我人もけっこう戻ってくるので、駒沢の台頭も非常に頼もしいですけど、どうしていこうかなと(笑)。起用は相手によるのもそうだし、日々のトレーニングを見ながら評価してあげたいと思います」

 

──レオ・バイーア選手や中野嘉大選手も戻ってきて、戦力の充実を感じていますか?

「怪我もあって二人とも開幕から出遅れていたので、ようやく試合できる状態になってきました。前線もサイドも、良い競争をしてもらえればと思います」

 

──森保一監督の日本代表も同じ[3-4-2-1]システムですが、見ていて感じるところは?

「現時点での日本代表の3バックは、アジアでは個の優位性をフルに生かしていこうという中で三笘薫選手や堂安律選手がウイングバックをやっているので、自分たちとは少し立ち位置が違うのかなと。ただJリーグのほかのチームも常に参考にしていますし、ヨーロッパのチームであったり、その辺はアンテナを立てて刺激を受けています。ヨーロッパで言えば、今はマインツですね」

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