J1チームとして……2025-JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド第1回戦 マッチレビュー
▼2025JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド第1回戦
3月20日(木祝) 14:03キックオフ/岐阜メモリアルセンター長良川競技場(2,846人)
FC岐阜 0-2 横浜FC(Jリーグ公式サイト)
【得点】
27′ 横浜FC/中野嘉大
37′ 横浜FC/駒沢直哉
横浜FCは15日のJ1リーグ第6節・セレッソ戦にて先発シャドーでプロ初出場した駒沢直哉が1トップに入り、同じく大卒ルーキーの熊倉弘貴がボランチで公式戦デビュー。中野嘉大が今季初出場で先発し、伊藤槙人、村田透馬、小川慶治朗が今季初先発となった。
セレッソ戦と同じ4バックの相手に対し、背後への狙いを立ち上がりから出した横浜FCが積極的に押し込むが、一方で前線からのプレッシャーがハマらず、ボランチとCBの間にパスを入れられる場面も多かった。一進一退の展開の中で、先制したのは横浜FC。27分、中央でボールを受けた中野が右サイドに張っていたジョアン・パウロに大きく展開すると、パウロが中央にクロス。岐阜のディフェンダーのクリアはペナルティエリアの外まで飛ばず、走り込んだ中野が右足の1タッチボレーシュートを岐阜ゴールに突き刺した。
横浜FCは37分、岐阜を押し込んで鈴木準弥がアーリークロスを入れると、駒沢が胸トラップで前に抜け出してGKとの1対1を冷静に流し込み追加点を挙げる。後半から次々と主力を投入してきた岐阜に対し、横浜FCは64分に怪我から復帰した森海渡や大卒ルーキーの遠藤貴成を初出場させるが、押し込まれる時間が続いた。ただペナルティエリアに入られても守備陣が体を張って岐阜に得点を許さず、最後は今季初出場となるヴァンイヤーデン・ショーンも投入して抑えきった。内容で圧倒とはいかなかったものの、危なげなく勝ちきった横浜FCが2回戦に駒を進めた。
【選手交代】(横浜FCのみ)
64′ 中野→遠藤貴、慶治朗→森海渡
73′ 山﨑→福森、JP→伊藤翔
89′ 準弥→ショーン
▼J1チームらしさを見せての勝利
横浜FCにとってのカップ戦は、明確に優勝を目指して全力を傾けるわけではないが「一つでも上に勝ち進む」(四方田監督)ことはもちろん、リーグ戦で出場機会の少ない(あるいは得られない)選手に公式戦でチャンスを与え、新戦力の台頭と戦力の底上げが主目的になる。セレッソ戦からの変更は8人。これでチームの状態が悪ければ、日程的には余裕があるためリーグ戦の主力をもっと先発させて戦術の立て直しに使う必要があったが(実際に名古屋などは4人の変更にとどめている)、その必要がなかったのは幸いなところだ。
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