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HAMABLUE PRESS

【クラブユース選手権・開幕直前スペシャル】「攻撃的なサッカーをやるために守備でも積極的にボールを奪いに行く。そこには強くこだわってきた」……横浜FCユース・和田拓三監督インタビュー 前編

 

トップチームは中断期間に入ったが、ユースの夏はここが本番。今月22日から、第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会が始まる。

通称『クラ選』は、昨年まではグループリーグから準々決勝までは群馬県で、準決勝以降は味の素フィールド西が丘で行われていた。内陸特有の殺人的な暑さで知られる群馬でほぼ毎日行われる戦いはまさに“夏の風物詩”となっていたが、今年から大会の概要が大きく変更。参加32チームが4チームずつ8グループに分かれてグループステージを戦うのは同じだが、会場が群馬県(グループA とB)、宮崎県(C とD)、山口県(EとF)、大阪府(GとH)の4会場となった。また、昨年はグループ上位2チームがノックアウトステージに進出してラウンド16から行われたが、今年はグループ上位1位のみが通過し、ラウンド8(準々決勝)から行われる。ラウンド8は同じ会場の他グループ1位と戦い、そこを勝ち抜けば首都圏に戻ってこられるというわけだ。

横浜FCユースはグループCに振り分けられた。同グループになったのはFC東京U-18(プレミアリーグEAST9位)、清水エスパルスユース(プリンスリーグ東海4位)、奈良クラブユース(奈良県リーグ1位)。

横浜FCの過去最高成績は、ヴァンイヤーデン・ショーン、高塩隼生、清水悠斗を擁した2022年のベスト4。準決勝で横浜F・マリノスユースに敗れて涙を飲んだ。今年のユースチームは年初から「プレミアリーグファイナル優勝とクラブユース選手権優勝の2冠」(和田拓三監督)を目標として掲げており、ここまで前半戦を終えたプレミアリーグで首位。グループC の本命、優勝候補の一角として今大会に臨む。

グループCを突破した場合、グループDの1位は横浜F・マリノスが勝ち上がってくる可能性もある。プレミアリーグ、クラブユースで今まで勝てなかったライバルに勝って首都圏に戻ってきたいところ。グループステージは第1節・清水戦が22日17時、第2節・FC東京戦が23日17時、第3節・奈良戦が25日17時に行われる。準々決勝は26日、準決勝は29日、決勝戦は31日に予定されている。またライブ配信も行われるので、ぜひユースの戦いぶりをご覧になっていただきたい。

さて前置きが長くなってしまったが、ハマプレではクラ戦開幕直前スペシャルとして、和田拓三ユース監督のロングインタビューをお送りする。今年のユースチームについて中心選手の紹介と、目指すスタイルや指導の哲学、選手としてもプレーした横浜FCへの思いなどを語っていただいた。前編では指導者としての和田監督に焦点を当てていく。

 

 

 

▼自分の言葉一つ、行動一つで選手たちが変わっていく

──まず和田監督は今年からユースを率いることになりましたが、そのいきさつは?

「昨年までジュニアユースの監督をやらせてもらっていて、クラブから『今年からユースを任せたい』と言っていただきました。基本的にジュニアユースで見ていた選手がほとんどなので、年代は上になりますけどすごく楽しみというか、本当にやりがいしかないと感じて引き受けさせてもらいました」

 

──断る理由は何もないと?

「そうですね。むしろやりたかったポジションでしたから。指導者になってから小学生、中学生と段階を踏んで見させてもらってきて、ユースは見たいポジションだったので本当にありがたい話でした」

 

──和田監督は横浜FCで2007年に1年間プレーされました。12年に福岡で現役を引退されて、13年から横浜FCで指導者としてのキャリアをスタートしたいきさつは?

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