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捲土重来の勢い……2024-J2第22節・いわき戦(A)マッチレビュー

 

▼2024明治安田生命J2リーグ 第22節

6月29日(土) 18:03キックオフ/ハワイアンズスタジムいわき(4,796人)

いわきFC 0-4 横浜FC(Jリーグ公式サイト

【得点】
31′ 横浜FC/ンドカ・ボニフェイス
62′ 横浜FC/小川慶治朗
66′ 横浜FC/カプリーニ
90′+2 横浜FC/村田透馬

 

キックオフ2時間前、メンバーが発表され、村田透馬が7試合ぶりにスタメンに名を連ねた。

村田は4月、加入後初先発となったホームでのいわきFCとの前回対戦で、守備対応の拙さから自陣深くとペナルティエリア内で加瀬直輝を倒し、その直接FKとPKで2失点に絡んでいた。J2に昇格2年目のチームとの力関係からすれば勝たなければならない試合であり、攻撃陣の2得点(うち1点は村田が起点になった)により勝点1は得たが、「ああいう失点をしていたら勝てない」と自身を責めた。村田はその後もしばらく先発出場を続けたが、守備を気にしすぎてか彼の強みである攻撃でも精彩を欠き、第15節を最後にスタメンを外れ、ベンチ外となることもあった。

四方田修平監督は、村田と入れ替わる形で左ウイングバックとして好パフォーマンスを見せてきた中野嘉大の不在については言及せず、村田については「前回対戦では彼にとって学ぶものが多かった。だいぶウイングバックの守備にも慣れてきて、彼が挑戦するにはもってこいの場面だった」と起用の理由を語っている。村田自身も先週末に行われたトレーニングマッチで、東京ヴェルディの守備陣をドリブルでたびたび切り裂き、「ウイングバックでも自分の良さが出せるようになってきた」と充実した表情を見せていた。

そしてこの日、アディショナルタイムの90+2分。ユーリ・ララがバイシクルシュートを狙ったこぼれ球をペナルティエリア内左で拾うと、囲まれそうになるところをダブルタッチで中央に持ち出し、右足を振ると見せかけて一度目はキックフェイント。二度目で切り返すと、左足を振りぬき、横浜FCでの初ゴールをぶち込んだ。

攻撃に出た際のミスから裏を突かれた場面を除けば、加瀬に決定的な仕事はさせなかった。逆にドリブルで1対1を仕掛け、決定機的なものも含めてクロスを何度も入れた。ただ完封を讃えるなら3度の決定機を防いだ市川暉記、鉄壁のブロックで決定機を一歩手前で食い止め続けたンドカ・ボニフェイスがいるし、3-0でほぼ試合が決まった状況でのゴールのため“日替わりヒーロー”と呼ぶには弱い。それでも指揮官が常々口にする『成長』を示して前回対戦の悔しさを晴らしたプラチナのライオンヘアーは、今のチームの勢いを象徴する存在となった。

 

 

【選手交代】(横浜FCのみ)
69′ カプリーニ→三田、慶治朗→室井、髙橋→ソロモン
75′ 三田→和田
85′ 山根→ガブリエウ

 

 

▼良くない流れもセットプレーで先制

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