【新加入速報】吉野恭平、ベガルタ仙台から完全移籍! 仙台でのプレーぶりを番記者に聞いてみた
12月14日午後1時、ベガルタ仙台から吉野恭平の完全移籍での加入が発表された。
吉野は宮城県出身。中学3年時にキャプテンとして地元のACアズーリをクラブ選手権初出場に導いた。高校から東京ヴェルディユースでプレーし、クラブユース選手権優勝、プレミアリーグEAST優勝などのタイトルを獲得。ヴェルディユースでの同期には中島翔哉(アンタルヤスポル:トルコ)、前田直輝(ユトレヒト:オランダ)、ポープ・ウィリアム(町田)らがいる。ヴェルディユースでも3年時にキャプテンを務め、トップチームに2種登録された。年代別代表でも2010年のAFC U-16選手権からコンスタントに召集されている。2013年にトップ昇格してプロ入り。この時のヴェルディの強化部長が、現在横浜FCの昼田宗昭GMだ。
当時のヴェルディは日本テレビが親会社から撤退して以来の経営危機にあり、ユース育ちの若手の有望株を積極的に移籍させ、その移籍金を収入源としていた。ルーキーイヤー終盤にボランチとして主力へと成長した吉野も、翌年にサンフレッチェ広島へ移籍。しかし当時の広島は森保一監督の下での黄金期が続いており、約2年間でリーグ戦には2試合しか出場できず、2016年の後半から京都に期限つき移籍となった。京都では2017年に34試合に出場するなど主力として活躍し、2018年に再び広島に戻ると、2019年には3バックの中央で15試合に先発した。
しかし19年の終盤は出番を失い、20年からベガルタ仙台に移籍。仙台では21年には29試合に先発出場したが、20年9月に反復性右肩関節脱臼(全治6カ月)、22年9月にも左膝外側半月板損傷(全治4カ月)と、怪我にも悩まされた。ただ怪我さえなければ、ヴェルディ仕込みの足元の技術と、182cmの長身でボランチとCBをこなせるユーティリティ性は魅力に映る。J1で約6年間、81試合出場。J1での出場時間では伊藤翔、六反勇治、和田拓也に次ぎ、経験の面でも頼もしい存在となるだろう。
以上が吉野恭平の選手としての概略だが、近年のベガルタ仙台ではどんな存在だったのか? 仙台のタグマ!『仙蹴塵記』を主宰する板垣晴朗さんに聞いてみた。



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