「試合を決めるのはストライカーだけどタイトルをもたらすのはセンターバック」 上島拓巳にかかる期待は、ますます大きくなっていく。
自らを律し、高いハードルを設け、努力を重ねて飛び越える。上島拓巳はそうやっては成長してきたのだろう。
加入1年目の昨季を振り返って「自分の中ではチームの力になり切れなかった感覚が強い。チームの優勝争いに自分のパフォーマンスが大きく影響してしまった部分がある。すごく責任を感じるシーズンだった」と言う。悔いるわけではなく、悔しさを露にした。
シーズンの入りは悪くなかった。当初はチームの台所事情もあって右サイドバックを務める機会もあったが、できるプレーをシンプルに、それでいて力強くこなしていく。対人の迫力や空中戦の強さといった特徴をチームの力に還元できていた。
ケヴィン・マスカット前監督の信頼を勝ち取り、ポジションを本職のセンターバックに移してからのほうが難しかったかもしれない。求められる役割は多岐に渡り、できるプレーにプラスαが課せられた。
チーム成績と彼のパフォーマンス低下が比例したとは言い切れない。それでも、パフォーマンスに波があったのは事実かもしれない。だからこそ自戒の念を込めて言葉を紡ぐ。
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