「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

現状でできる守備を再構築し、粘り強く掴んだ勝点1。【J2第9節 レノファ山口戦 レビュー】(24.4.8)

2024明治安田生命J2リーグ第9節

2024年4月7日14時キックオフ カンセキスタジアムとちぎ

入場者数 3,452

栃木SC 0-0 レノファ山口

(前半0-0、後半0-0)

得点者:

気温 20.8℃
湿度 57%
ピッチ 良

<スターティングメンバー>

GK 27 丹野 研太
DF 33 ラファエル
DF 2 平松 航
DF 17 藤谷 匠
MF 24 神戸 康輔
MF 7 石田 凌太郎
MF 42 南野 遥海
MF 19 大島 康樹
MF 6 大森 渚生
FW 15 奥田 晃也
FW 29 矢野 貴章
控えメンバー
GK 1 川田 修平
DF 40 高嶋 修也
DF 5 大谷 尚輝
MF 14 土肥 航大
MF 22 青島 太一
FW 32 宮崎 鴻
FW 38 小堀 空

62分 矢野→宮崎
69分 ラファエル→大谷
69分 南野→青島
79分 大島→小堀

 

▼改善した”2つ”の守備

大量失点した前節千葉戦から守備が改善した。

試合序盤は相手2トップに栃木のマンツーマン守備の泣き所をうまく突かれてサイドの奥で起点を作られて押し込まれた。そこでCKやロングスローで攻め立てられ、凌ぐ時間が続いた。

「相手のディフェンスラインはマンツーマン気味で来るというのはスカウティングでも出ていたので、そこで(梅木)翼くんと良い縦関係になって、1人が抜ける、1人が落ちるという関係性を作って、相手のディフェンスラインに段差を作ることを意識しながらプレーできていました。前半はそれがだいぶうまくいっていたので、相手はイヤだったと思います」(山口・FW若月大和)

ただ、このとき栃木の選手たちは自陣ゴール前に張り付けにされながら、誰もが足を止めずにボールへ鋭いアプローチを繰り返せていた。誰もボールを”見て”いなかった。これが改善した一つ。前節の大量失点を受けて、誰もが「絶対に先制点は与えない」という気持ちを乗せていただろう。

 

もう一つ、千葉戦からはっきり改善されたのは、ファーストDFの質とプレス連動に関わる選手たちの距離感だ。

序盤は押し込まれていたので、リトリートやミドルゾーンでのブロック守備の時間が続いたが、だとしても全体がコンパクトに繋がり、常にボールに対する牽制を効かせることができていた。

端的にいえば、相手のCBからCBへ横パスが入った瞬間、このときのアクションが全然違った。ブロックの頂点にいる矢野がプレスのスイッチを入れ、矢野に追随するように大島や神戸が相手を掴まえにかかった。その圧力を相手が嫌がってボールを下げたり、苦し紛れに縦に差し込んできたボールを回収するターンを少しずつ作り出せていた。

もっとも、高い位置でハイプレッシャーを仕掛けるターンもあったが、そこで相手ボールを引っ掛けて、そのままショートカウンターへ、というシーンを繰り出せたかといえば、ほとんどない。

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