「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

開幕季レギュラー奪取のパリ五輪世代CB鈴木海音、充実のとき。「試合に出られている今を絶対に無駄にしないように」【トピックス】(22.3.3)

▼栃木でアグレッシブさを体現

磐田から期限付き移籍で加入した19歳、パリ五輪世代のCB鈴木海音が栃木で順調なスタートを切った。

開幕戦に3CBの一角としてスタメン出場すると、さっそく攻守に安定的なプレーを見せた。2節東京ヴェルディ戦では前掛かりになるチームの中で漏れることなくアグレッシブに攻撃に駆け上がるなど見せ場をつくった。

2試合が終わって、守備よし、縦パスよし、攻撃参加の思いきりよし、という印象だ。

「攻撃に切り替わったときに前に出ていく意識がだんだん良くなっていると思います。でも、前に出ていくだけでなく攻撃を最後までやり切りたい。守備ではもっとガツガツ潰しにいってもいいと思うし、より相手の脅威にならないと」

「それにチームが勝ってから評価されると思っているので、前節のように負けた試合に関しては自分はまったく満足していないですし、個人的にもっとやれることがあったのではないかと思っています」

右サイドは右ウイングバックの黒﨑隼人とのコンビネーションがカギを握る。この2試合はワイドに張る黒﨑の内側をインナーラップしながらサポートするシーンが顕著だ。

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