残留ラインにじりじりとにじり寄る勝点1奪取。【J2第35節 FC町田ゼルビア戦 レビュー】(21.10.25)
2021明治安田生命J2リーグ第35節
2021年10月24日14時キックオフ 町田GIONスタジアム
入場者数 3,542人
FC町田ゼルビア 0-0 栃木SC
(前半0-0、後半0-0)
得点者:
天候 曇
気温 17.7℃
湿度 37%
ピッチ 良
<スターティングメンバー>
GK 50 オビ パウエル オビンナ
DF 33 黒﨑 隼人
DF 5 柳 育崇
DF 36 乾 大知
MF 44 谷内田 哲平
MF 14 西谷 優希
MF 25 佐藤 祥
MF 49 溝渕 雄志
FW 29 矢野 貴章
FW 31 豊田 陽平
FW 34 有馬 幸太郎
控えメンバー
GK 1 川田 修平
DF 20 三國 ケネディエブス
MF 11 ジュニーニョ
MF 17 山本 廉
MF 23 植田 啓太
MF 41 松本 凪生
FW 19 大島 康樹

63分 谷内田→大島
70分 有馬→ジュニーニョ
86分 豊田→三國
86分 溝渕→山本
▼背後のスペースを完全に消す
アウェイで上位相手に貴重な勝点1を掴んだ。
町田のストロングであるカウンターを消し、うまく守り切った。町田が終始ボールを支配する展開だったが、与えた決定的なシーンは西谷や乾がシュートブロックした数シーン。オビが辛うじてビッグセーブするようなシーンはなかった。
町田戦仕様の”割り切り成分”が高めの戦いだったことを指揮官が振り返っている。
「彼らの攻撃は自陣からのカウンターの数値が高い。前線にもスピードのある選手たちがいる。その意味で持たれてもスペースを消せばやられる心配はないなと。相手は我々の守備のスイッチの入れ方を見ながら我々のサイドバックの背後をずっと狙っているところがあったので、そこはケアしていた」
栃木のサイドバックの立ち位置を見れば、多くの時間帯で自陣にステイしていた。全体が後ろのスペースを消したリトリートで守り、町田に速い攻撃を展開させなかった。
1本、危なかったのはカウンター返しを食らった53分のシーンだ。
相手がブロックの中に刺してきたボールを佐藤がインターセプトし、カウンターに移行しようとした刹那、町田のFW中島の猛烈なプレスバックに遭い、そのままカウンターを返された。最後は太田へと繋がれたフィニッシュシーンは寸でのところで西谷がこちらも猛烈なプレスバックでブロックして事なきを得たが、最大のピンチだった。
ボクシングでもそうだが、相手がカウンターで前重心になったときにカウンターを被せるのが一番効く。
(残り 3820文字/全文: 4833文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ