「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

ロングフィード攻勢にバリエーションを加えよ。【7/22 練習レポート】(21.7.22)

▼引かれた相手をどう攻略するか?

中断期間に入る直前の前節甲府戦が象徴的だが、栃木のロングボール攻勢に対して、自陣に引いて構えて対応してきた相手をどう攻略するかは課題の一つだ。

今季の前半戦を振り返っても、開幕節岡山戦や2節秋田戦は露骨にそうやってきた。栃木にはボールを持たせてしまえ、という発想だが、残りの19試合のなかには同じような対応をしてくるチームはあるだろう。

甲府戦の栃木は引いて構える相手に対して、サイドをうまく攻略して奥を取るような回数も少なければ、ロングフィードの入れ方も淡白なものに終始し、前へのパワーはあれど、効果的な攻撃を展開することはできなかった。

甲府戦の試合後に田坂監督が「引かれた相手をどう崩すのか、攻撃のクオリティを修正しないといけない」と話しているが、それがこの中断期間中に克服すべきポイントの一つになっている。

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