栃木はチームでやるべきことを一つになって徹底し、局面のバトルで上回って初めて勝負になるのではなかったのか。【J2第22節 アルビレックス新潟戦レビュー】(21.7.12)
2021明治安田生命J2リーグ第22節
2021年7月11日18時キックオフ デンカビッグスワンスタジアム
入場者数 10,188人
アルビレックス新潟 3-0 栃木SC
(前半2-0、後半1-0)
得点者:12分 高木善朗(新潟)、31分 高木善朗(新潟)、65分 谷口海斗(新潟)
天候 曇り
気温 25.2℃
湿度 66%
ピッチ 良
<スターティングメンバー>
GK 50 オビ パウエル オビンナ
DF 2 吉田 将也
DF 5 柳 育崇
DF 20 三國 ケネディエブス
DF 26 面矢 行斗
MF 16 菊池 大介
MF 41 松本 凪生
MF 25 佐藤 祥
MF 10 森 俊貴
FW 29 矢野 貴章
FW 32 畑 潤基
控えメンバー
GK 15 岡 大生
DF 22 小野寺 健也
MF 11 ジュニーニョ
MF 13 松岡 瑠夢
MF 14 西谷 優希
MF 37 上田 康太
FW 19 大島 康樹

46分 吉田→大島
46分 菊池→松岡
70分 畑→ジュニーニョ
81分 松本→上田
81分 佐藤→西谷
▼ズタボロの前半
今季ワーストと言える前半だった。
チームとしてやるべき守備が徹底されず、局面のバトルでも負け続けた。
勝つための細部を徹底できずに勝てるわけがない。
技術が足りないのは仕方がない。だが、栃木はチームでやるべきことを一つになって徹底し、局面のバトルで上回って初めて勝負になるのではなかったのか。
田坂監督が試合後に「チームの守備のやり方をもっと理解しなければいけない」と振り返ったが、まさにそのとおりだ。選手はやり方を理解しなければいけないし、監督は理解させなければいけない。
今季のチームを立ち上げてから半年が経過する。多少メンバーが入れ替わったからと言って、チームが発揮するパフォーマンスが相当程度に落ちてしまうのは問題だ。選手が未だに理解していないことも問題だし、監督が理解させていないことも問題だ。監督が伝えていても、選手が理解していないのであれば、伝えていないことと同義だ。
前半が今季ワーストになった理由は3つ。
●勢いに任せつつも、強度が足りないプレス連動を仕掛けて掻いくぐられてしまっていること
●両サイドの攻撃が拙く、まずい奪われ方から新潟のストロングであるカウンターを受けていること
●相手が縦方向にボールを入れてきたときに、食い止めたい中盤の局面バトルでほとんど負けてしまい、さらに前進を許していること
立ち上がりは悪くなかったのに、12分に一発でやられた。
左サイドで面矢がドリブルで仕掛けたがロメロ・フランクに奪われ、そのままカウンターから同サイドの奥を使われてクロスからやられた。
(残り 4794文字/全文: 5884文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ