攻撃的な守備で主導権を握り続け、それでも勝点2を取りこぼした痛恨ドロー。何としても課題を修正し、力強く前進を続けよ。【J2第35節徳島ヴォルティス戦レビュー】(19.10.7)
2019明治安田生命J2リーグ第35節
2019年10月6日19時キックオフ 栃木県グリーンスタジアム
入場者数 4,685人
天候 曇りのち晴、無風
気温 21.0℃
湿度 80%
ピッチ 良芝、乾燥
栃木SC 1-1 徳島ヴォルティス
(前半1-0、後半0-1)
得点者:41分 ヘニキ(栃木)、83分 岩尾憲(徳島)
<スターティングメンバー>
GK 23 川田 修平
DF 27 久富 良輔
DF 30 田代 雅也
DF 36 乾 大知
MF 29 川田 拳登
MF 25 ユウリ
MF 5 ヘニキ
MF 45 瀬川 和樹
FW 16 榊 翔太
FW 21 大﨑 淳矢
FW 26 枝村 匠馬
控え
GK 35 浅沼 優瑠
DF 18 坂田 良太
MF 6 古波津 辰希
MF 24 和田 達也
MF 14 西谷 優希
MF 37 浜下 瑛
MF 10 西谷 和希
田坂和昭監督
▼ハイパフォーマンスで徳島の攻撃を封じたが
もうミスマッチかどうかなんてどうでもいい! という誰かの心の声がどこかから聞こえてきそうだ。
”自分たちの4-4-2”の堅守から放たれたカウンターの数々。カウンターを放つための鋭利な攻撃的な守備から放ったシュートは12本。対する徳島は2本。栃木はこれで3試合連続で相手よりシュート数が上回った。そして今節は今季一番と言えるハイパフォーマンスを見せた。残り7試合、この戦いが逆転残留に向けたベースになる。
試合後の敵将リカルド・ロドリゲスの消沈した顔が印象的だった。
「相手が堅くて、使いたいスペースがなかなか見つけられず、そこに入っていくのも難しい状況だったと思います。その中で選手たちが色々と思考錯誤をしてくれましたが崩せませんでした」
徳島のボール支配率は約8割に迫ったが、仕掛ける守備でゲームの主導権を握ったのは栃木だった。
序盤から栃木の組織的なプレッシングが徳島のビルドアップを圧した。栃木のブロックの頂点、ヘニキと榊翔太の2トップが相手センターバックに睨みを利かせつつ、自分たちの背後にいる相手ボランチの自由も奪うという、うまく中間ポジションをとった質のある前線プレスを機能させた。
「相手のボランチを消すために、ヘニキとはタイミングをみながら縦関係になることも共有できています。うまく守れるようになってきていると思います」(榊)
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