【レビュー】栃木SC J2第36節横浜FC戦 勝ちたかったが、一歩前進。
2018明治安田生命J2リーグ第36節
2018年10月7日14時キックオフ 栃木県グリーンスタジアム
入場者数 5,683人
天候 晴れ、弱風
気温 28.3℃
湿度 47%
ピッチ 全面良芝、乾燥
栃木SC 0-0 横浜FC
(前半0-0、後半0-0)
得点者:
<スターティングメンバー>
GK 1 竹重 安希彦
DF 42 パウロン
DF 19 服部 康平
DF 17 福岡 将太
MF 29 川田 拳登
MF 5 ヘニキ
MF 6 古波津 辰希
MF 26 夛田 凌輔
FW 9 大黒 将志
FW 14 西谷 和希
FW 37 浜下 瑛
控え
GK 33 石川 慧
DF 27 久富 良輔
MF 2 西澤 代志也
MF 41 西谷 優希
MF 50 二川 孝広
FW 16 榊 翔太
FW 49 アレックス
横山雄次監督
- イバ封じに成功したパウロン。次はシモヴィッチ封じだ。
イバ、レドミ封じ、狙い通りの戦い
前節東京ヴェルディ戦で負傷離脱した岡﨑建哉に変わってボランチに起用されたのは古波津辰希だった。
横山雄次監督が、古波津辰希の起用をこう語っている。
「相手も前線のタレントを活かした戦いをしてくる中で、一つはファーストバトル、1対1がポイントになることと、それとセカンドボールバトルがこの試合の大きなテーマだった。その意味で(古波津)辰希はそこにストロングを持つ選手。いい部分を出してやってくれた」
セカンドボールバトラー、古波津辰希がフィットした試合であった。
相手の横浜FCのキーマンは、3-5-1-1の前線のイバとレアンドロ・ドミンゲス。
開始早々からイバに対してCBパウロンが背後から早めに強めに潰しにかかる。横浜FCはイバにボールを集めて、そのセカンドボールを拾って前進しようとする狙いだったが、栃木はそうはさせまいと激しく突っかかった。
パウロンが背後からアタックし、古波津が挟み込む。栃木の左サイドにイバが流れて受けようものならば、福岡将太がアプローチに行き、夛田凌輔がサンドして自由にさせない。
中盤にこぼれたボールがレアンドロ・ドミンゲスに渡れば、ボランチの古波津やヘニキが間髪なく襲い掛かった。想定通りの戦いだった。
互いに長いボールを多用し、身体と身体が交錯し続ける展開。必然的に中盤にこぼれるボールが多くなる。
セカンドボールバトラー古波津辰希が頭から突っ込む、突っ込む、突っ込む。バイシクルキックでのクリアも見せたりする。
51分には相手が足から突っ込んできたシーンに頭から突っ込んで流血の事態に。しかし止血後、プレーを続行した。
「ケガを恐れていたら自分らしいプレーはできない」
「チームや会場の雰囲気の向上に繋がればいいと思っていた」
ここぞとばかりに古波津が魅せるのだ。
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