「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【レビュー】栃木SC J2第8節徳島ヴォルティス戦 粘りの勝点1の意味。

2018明治安田生命J2リーグ第8節

2018年4月8日14時キックオフ 栃木県グリーンスタジアム
入場者数 4,087人
天候 晴れ、無風
気温 14.8
湿度 31%
ピッチ 全面良芝、乾燥

栃木SC 1-1 徳島ヴォルティス
(前半0-1、後半1-0)
得点者:33分 井筒陸也(徳島)、87分 西谷和希(栃木)

<スターティングメンバー>

GK 15 ジョニー レオーニ
DF 3 西河 翔吾
DF 19 服部 康平
DF 30 田代 雅也
MF 27 久富 良輔
MF 5 ヘニキ
MF 11 岡﨑 建哉
MF 14 西谷 和希
MF 17 福岡 将太
FW 9 大黒 将志
FW 25 ネイツ ペチュニク
控え
GK 33 石川 慧
DF 7 菅 和範
MF 24 和田 達也
MF 21 牛之濵 拓
MF 50 二川 孝広
MF 29 川田 拳登
FW 16 榊 翔太

横山雄次監督

55分 福岡→和田
69分 ヘニキ→二川
83分 久富→川田

※復活しました。ご迷惑をおかけしました。

転機は76分

 

あれだけボールを握られてしまったのだが、想定内だっただろう。

栃木の選手たちは一個のボールへのタイトさとコンパクトさを保った守備で応戦。33分にFKからこぼれ球を押し込まれて先制されたが、「失点してもばたつかなかったし、ボールを回されても落ち着いて対応することをチームとしてできていた」(服部)。

 

折り返した後半も流れは変わらず。

 

「相手は失った瞬間にボールを奪いに来る、前線のプレスが非常に速いというスカウティングだったので、そこで一つプレスを逃げることができれば、という予想だったんですが、栃木は走力などで上回ってカウンターを打つ意識があればもう少し攻撃にいけると思っていました」(横山雄次監督)

 

指揮官はハーフタイムにそう選手たち伝え、尻を叩いて送り出す。

だが、対する徳島の攻撃からの切り替え守備が、前半と変わらずに非常に速かった。ボールを失ったあとの前線からの猛烈なプレスの連続に、栃木の選手たちのボールキープがままならないのは変わらない。

 

後半も20分、25分と時計の針が着々と進む。

このまま試合が終わってしまうかに思えた。

 

しかし、転機はやってきた。76分のことだ。

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