「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【レビュー】栃木SC J2第4節カマタマーレ讃岐戦 保たれた守備バランス。3バック採用が功を奏して待望の今季初勝利。

2018明治安田生命J2リーグ第4節

2018年3月17日14時キックオフ 栃木県グリーンスタジアム
入場者数 3,203人
天候 晴れ、無風
気温 10.8
湿度 28%
ピッチ 良芝、乾燥

栃木SC 1-0 カマタマーレ讃岐
(前半1-0、後半0-0)
得点者:41分 西谷和希(栃木)

<スターティングメンバー>
GK 15 ジョニー レオーニ
DF 3 西河 翔吾
DF 19 服部 康平
DF 30 田代 雅也
DF 28 温井 駿斗
MF 27 久富 良輔
MF 5 ヘニキ
MF 11 岡﨑 建哉
MF 14 西谷 和希
FW 9 大黒 将志
FW 25 ネイツ ペチュニク
控え
GK 33 石川 慧
DF 17 福岡 将太
MF 24 和田 達也
MF 38 宮崎 泰右
MF 21 牛之濵 拓
MF 37 浜下 瑛
FW 16 榊 翔太

横山雄次監督

71分 ネイツ→榊
90分 大黒→福岡
90+4分 岡﨑→和田

西谷和希、鮮やかなカウンターから今季2ゴール目。

 

3バックへの変更が功を奏し、今季初勝利。

 

開幕3連敗、12失点。守備の改善が急務となった今節、横山雄次監督はシステムを3バックに変更した。

宮崎キャンプ中の岐阜戦で45分間、そして試合前に2日間だけ試した、今季のチームにとっての急造システムだったが、指揮官は「去年も3バックはやっているし、これじゃないと戦えない、というのでは困る。いい意味でチャレンジしたい」と3バックの採用を決断。指揮官の前向きな意思をピッチ上に表現するように、選手たちはしっかりと繋がり、うまくバランスを保ちながら戦い、今季初勝利を手にした。

 

序盤、ともに長いボールが多くなったなかで栃木がペースを握れたのはファーストボールの競り合い、セカンドボールの争奪で優位に立てたから。

CB田代雅也が相手1トップのFW原一樹にファーストボールの競り合いで完勝、何もさせずそのセカンドボールを中盤が拾うことで栃木ペースの足掛かりを作った。

 

(残り 4654文字/全文: 5544文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ