【Column】栃木SC 連敗したあとに考えたこと。
湘南の選手たちは長崎に引き分けて泣いた
栃木SCは前節秋田戦、J3天王山に敗れ、今季初めて連敗を喫した。
チームが連敗を喫し、さてどうしたものかと悶々と考えるのだが、こういうときに内向きに考えるだけでは堂々巡りするだけ。少し外に目を向けて思案してみると、翻って、自分たちに足りないものが見えることがある。
目に留まったのはこれ。かつて横山雄次監督が右腕として仕えた、湘南ベルマーレの曺貴裁監督の記者会見のコメントが興味深い。以下、引用する。
J2第17節、湘南は直近の長崎戦で先行しながら追い付かれた。湘南は数々の決定機を外し、待っていたのは悔しいドロー決着だった。
「前半のうちに点を取れる場面が3、4回あった時に仕留められない。チームにとっての課題も依然ありますし、点取った時の戦い方、ボールのなくし方とか、エアーポケットのように失点してしまうところとか。それも全部実力ですが、ただ先週と違うのは少なくとも最初から最後まで相手のゴール前で、自分たちのゴール前で何かしなくちゃいけないという温度はありました。だから各自が勝負の責任を2割ずつは負っていたと思います。でもその結果できなかった。何人かの選手は泣いてましたけど、それはチームを成長させるために必要です」
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