「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【コメント】栃木SC J3第11節ブラウブリッツ秋田戦に向けて廣瀬浩二「J2に戻るには、勝点を奪うには、自分が力を発揮しないといけないと思っている」尾本敬「守備陣はいつもどおり粘り強くやるだけ」西谷和希「自分がフィニッシャーの役割を担えるように嗅覚をしっかり研ぎ澄ませたい」

2日の練習後、廣瀬浩二、尾本敬、西谷和希が囲み取材に応じ、次節ブラウブリッツ秋田戦に向けてコメントした。

次節の首位秋田戦は勝たなくてはいけない試合。キャプテンの一発はあるか。

自らフィニッシャーになることを強く意識する西谷和希。秋田戦で今季4ゴール目は出るか。

【栃木 vs 秋田】 ウォーミングアップコラム:調子を上げる岡﨑建哉。貪欲にゴールに絡み、無敗秋田を撃破する原動力になれるか。J’s GOAL

 

■廣瀬浩二

ここで踏ん張らないといけないが、やり続けることが一番大事

 

――前節は最後に勝ち切りたかったですけど、チームの受け止め方としては悪い試合ではなかったと。

「最後は失点しましたけど、それまでに得点するチャンスはあったし、決め切れないと勝てないことを改めて痛感した試合です。次の日の練習試合も逆転負けをしているので、ここで踏ん張らないといけないと思いますが、自分たちがやっていることをやり続けることが一番大事なので、その意味で、今週のオフ明けの雰囲気は前向きに捉えているし、前向きに行けていると思います」

――今までと変わらず続けること、足踏みする必要もない。

「高めるべきは最後の質です。その質を高めることを練習から発揮しないといけない。どうトレーニングに落とし込むのか。決め切る力を優勝するために引き上げたいです」

――次の秋田は首位で、今季ここまでで、栃木よりも倍のゴール数(20)を取っています。

「思い切って攻撃に行って、やり切って終わっているのが秋田だと思います。だから失点数も少ないんだろうと。ゴールにはならなくても、攻撃をやり切るからカウンターを受けていない。それは数字に出ていて、しっかりとした力のあるチームだと思います。ただ、自分たちも自分たちの力をぶつければいい。攻撃をやり切りたいと思います。攻撃をやり切れないと相手のストロングが出てしまう。勝負はそこですね。そこは今週、みんな練習から意識してやれていると思います」

――攻撃をやり切るというのは、前節の試合でいえば、最後の栃木のカウンターシーン。シュートで終わってGKにするとか、CKをとるとかで攻撃をやり切っていれば。

「そうです。あのシーンはやり切れずにカウンターを受けた。それが攻撃をやり切れるかどうかの質だと思うので、最後の紙一重の力はつけないとダメです。練習で精度を上げて、ゲームで発揮したいです」

――廣瀬さん自身はこの2試合出番がありません。次の天王山に向けて準備はできていますか?

「もちろん。自分が勝負を決める、という思いは持っていないといけない。J2に戻るには、勝点を奪うためには、自分が力を発揮しないといけないと思っています。心の準備はできています」

――沼津戦も廣瀬さんのゴールがあって逆転勝ちに繋げました。期待するサポーターの声もありますし、やってやるという感じですかね。

「そうですね。やっぱりここで廣瀬か、と言ってほしい。そうしないといけないと思っているので、いい準備をして臨みます」

 

 

■尾本敬

秋田はセカンドボールを拾ってフィニッシュまで持っていける力がある

 

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