【レビュー】栃木SC J3第29節AC長野パルセイロ戦 2位転落。だが、まだわからない。
2016明治安田生命J3リーグ第29節
2016年11月13日13時キックオフ 栃木県グリーンスタジアム
入場者数 7,690人
天候 晴天、無風
気温 17.8℃
湿度 60%
ピッチ 全面良芝、乾燥
栃木SC 0-1 長野パルセイロ
(前半0-0、後半0-1)
得点者:90+3分 夛田陵輔(長野)
<スターティングメンバー>
◆栃木SC
GK 21 吉満 大介
DF 17 山形 辰徳
DF 4 広瀬 健太
DF 5 尾本 敬
DF 29 島川 俊郎
MF 38 宮崎 泰右
MF 2 西澤 代志也
MF 30 本間 勲
MF 8 廣瀬 浩二
FW 11 ジャーン モーゼル
FW 9 大石 治寿
控えメンバー
GK 1 竹重 安希彦
DF 15 永芳 卓磨
DF 18 坂田 良太
MF 10 杉本 真
MF 20 山本 大稀
MF 41 佐々木 勇人
FW 13 上形 洋介
監督 横山 雄次

キャプテン廣瀬浩二のメッセージは「あなたの応援で頑張れた」。
堅いゲーム、我慢比べの展開で最後まで攻めた栃木
前半は互いに長いボールを多用、相手に押し込まれれば長いボールで押し返し、そこでファウルをもらっていったんセットする、という繰り返し。
双方、陣地の奪い合いのような展開で推移した。
互いに慎重で、堅いゲームだった。
だが、悪くなかった。栃木は、奪ったボールの位置が深くても、たとえば24分には、右サイドの宮崎泰右が猛烈にロングランで飛び出していきカウンターへ移行、そこに西澤代志也からピタリと長いボールが入ると、相手はたまらずファウルで止めてイエローカードの提示を受けた。
宮崎に限らずカウンターへの意識は十分、しっかり飛び出すアクションも起こせていた。
この日、7節FC東京U-23戦以来となるスタメン起用となったジャーン・モーゼルも中央でポスト役になり、特に左サイドの島川俊郎からクロスを受けてフィニッシュに繋げるシーンを二度作るなど、総じて悪くなかった。ジャーンは相手のセットプレー対策の意味合いもあっただろう。警戒すべき相手のロングスローではゴールエリアに入り、大きな壁になっていた。
相手の長野も、前半途中、深い位置で廣瀬浩二からボールを奪った橋本英郎が、栃木DFラインの背後に流れた勝又慶典に正確なパスを供給して右サイドを突破、最後の勝又のクロスはスピードと精度を欠いたが、決定機ではあった。
だが、双方のチャンスシーンはこのくらいで、互いに守備に自信がある者同士、緩さはほとんど見せない。堅い雰囲気のまま試合は進み、そのままハーフタイムへ。
折り返した後半も大勢は変わらず。
しかし、20分を経過したころから徐々に流れは長野へ。
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