「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【プレイヤーズコラム】栃木SC ラスト10試合のキーマンの一人、島川俊郎が見る先。「いつか、J1でプレーしたいんです」

島川の意識レベルが高い理由

 

島川俊郎、26歳。今年7月、レノファ山口から期限付き移籍で加入した。

栃木に合流した当初、そして19節大分戦で合流直後にもかかわらず、しかもほぼ経験がないというサイドバックを落ち着いてこなすプレーぶりからも、いい選手だな、という印象があった。

僕は、彼が栃木に合流した直後のショートインタビューの印象をこう書いている。

 

『言葉の節々に、意志の強い選手、という印象を受けた。具体的に何が、ということは今ははっきりと言えないが、それは今後何かしら形となって現れるのではないかと感じた次第。今後に期待したい』

 

その“意志の強さ”がどこからきているのか知りたかった。やはり、かつてのあの時期からきているのだろうか。

 

島川は、かつて柏レイソルユースで、次の同期たちと同じ時間を過ごしている。酒井宏樹(マルセイユ)、工藤壮人(バンクーバー)、比嘉厚平(モンテディオ山形)、山崎正登(YSCC横浜)、武富孝介(柏レイソル)、仙石廉(AC長野パルセイロ)、指宿洋史(アルビレックス新潟)、畑田真輝(ブラウブリッツ秋田)。柏レイソルユースの黄金世代と言われる世代だ。

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