「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【レポート】2016Jリーグプレスカンファレンス、栃木SC 廣瀬浩二選手、ガイナーレ鳥取 前田俊介選手のコメント

J3の各チームの参加選手が集ったフォトセッション。カメラのレンズの先に押さえたのは当然、栃木SC廣瀬浩二だが、隣にいるのは、伊東輝悦じゃあないか――。

 

「(伊東)輝さんはB級(指導者資格取得講義)で部屋も一緒だったんで、テルちゃんと呼ぶ仲なんですよ。久しぶり! という感じでした。それで(伊東選手が所属するブラウブリッツ秋田の)ポスターを見たら、もう顔がでかでかと使われていて、さすが、マイアミの男(参照、マイアミの奇跡)は違うなと」(廣瀬)

18日に開催された2016Jリーグプレスカンファレンス。J3のフォトセッションはすぐに終了したが、顔ぶれだけを見ると、J2でもいいよなあと思ってしまったりもするのである。

 

「テルちゃん以外にも、近くに衛藤(裕、今季カターレ富山に移籍)もいたんでね」

 

ほかのJ3チームの参加選手を見ても、SC相模原は深井正樹、大分トリニータは高松大樹、そしてガイナーレ鳥取は前田俊介、といった面々が顔を並べた。

 

J3も今年で3年目なんで、J1J2でプレーしてもおかしくない選手がJ3のチームに加入するケースが増えてきて、リーグの質も上がるでしょうし、そのなかで勝ち進まないといけないんで。一番は気持ちで負けないことですね。気を引き締めないといけない」(廣瀬)

 

カンファレンス一部のフォトセッションが終わり、選手たちが自由取材エリアとなる二部の会場へ移動する。

 

栃木SCの隣のブースは、福島ユナイテッドFC。クラブの広報誌、というにはかなりしっかりとした作り、まるでエルゴラッソのようなタブロイド紙の表紙を飾るのは、松田サッカーの申し子、栗原圭介(2009年、栃木SCに所属)であった。

 

 

要求レベルが一段階高くなるなかで手応えはあった

 

そんな光景を横目にしながら、すぐに廣瀬の囲み取材がスタート。

 

――鳥取の印象は。

「去年よりも補強含めて戦力は上がっていますし、監督は(柱谷)哲さんだし、めちゃくちゃ走っているだろうし、ただ、僕らもやることはやっているので楽しみですね」

――開幕戦の監督が(元水戸監督の)柱さんというのはどうなんでしょう、やりづらいのかどうか。

「それよりも、もともと鳥取もJ2のチームだし、J3の開幕戦ではあるけど鳥取なので気は絶対に抜けへんし、さらに身の引き締まる思いはありますね」

――この前の14日のトレーニングマッチですが手応えは。

「まず宮崎キャンプの試合については監督も『結果はこだわらない』と。試合中の指示もほとんどなかったんですけど、次からはスイッチを一つ変える、と言われるなかで迎えた14日のトレーニングマッチで、要求レベルが一段階高くなるなかでプレーして、順調に仕上がってきているかなという手応えはありました。もちろん、まだまだではありますけどね」

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