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「ゼルビアTimes」郡司聡

【★無料公開】中村俊輔氏、阿部勇樹氏…。S級コーチ養成講習会の受講者が練習を視察【三輪緑山ニュースレター】

室内講習の様子。黒田剛監督が“教鞭をとった”

▼「阿部さんの存在の大きさを実感しました」

指導者人生をスタートさせている“レジェンド”が一堂に介する。アビスパ福岡戦に向けた準備期間2日目は、三輪緑山ベースにとって、歴史上トップクラスの賑わいを見せた。

6月19日、JFAの2024年度S級コーチ養成講習会の受講者が研修の一環として、J1リーグのトップを走る町田の練習を視察。受講者は元日本代表10番・中村俊輔氏や、ジェフユナイテッド千葉と浦和レッズで一時代を築いた阿部勇樹氏、19シーズンに半年間町田に在籍した林陵平氏ら、そうそうたる面々が三輪緑山ベースを訪れた。

約1時間30分に及んだ練習を視察した後は、そこかしこで“同窓会”が開催。ともにジェフ市原(当時)でプレーした同級生同士の金明輝ヘッドコーチや浦和レッズの22番を阿部氏から受け継いだ柴戸海らが旧交を温めた。

特に柴戸にとって、阿部氏は同じボランチの大先輩であり、良きお手本。そのため柴戸は「「自分らしくやってほしい」という言葉をいただいたので、また頑張れます」と目を輝かせた。練習後取材に応じた柴戸は、阿部氏がこう話した。

「阿部さんの姿を見ると安心するというか、今の自分の姿を見てもらえたことは、感謝の気持ちでいっぱいです。あらためて存在の大きさを実感しましたし、これからもピッチの中でいろいろなものを見せたいと思います。(どんな指導者になりそうですか?の問いに対して)僕が何かを言える立場にはないですが、阿部さんは戦術の引き出しや勝負のアヤを知る能力を持った方だと思います。そういった視点は一緒にプレーしている中で教わってきましたし、指導者として教える能力もあると思っています。阿部さんの背中を見て、個人としてもっと成長したいと思います」

クラブはシーズン真っ最中にもかかわらず、快くS級コーチを志す方々へ研修の場を提供した。熱を帯びた黒田剛監督の指導や“チーム黒田”のアプローチがどう映ったのか。受講者にとって、今後の指導の一助となるに違いない。

Photo&Text by 郡司 聡(Satoshi GUNJI)

 

阿部勇樹氏との交流が柴戸海のエネルギーに

 

日本サッカー界のレジェンドでもある中村俊輔氏

阿部勇樹氏は金明輝HCはジェフ出身の同級生。
左奥は札幌の杉浦大輔コーチ兼通訳

黒田監督は何を語ったのか

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