柳雄太郎、100試合出場達成記念試合。山本凌太郎と河辺駿太郎が花を添える【J3第29節・vs今治】

2022年10月16日 19時45分　
カテゴリ： Match • レビュー

2022年10月15日横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

－ RESULT －

明治安田生命Ｊ３リーグ第29節
Y.S.C.C.横浜 2―1 FC今治
2022年10月15日（土）
ニッパツ三ツ沢球技場：1,438人

[得点]
30′ YS 山本凌太郎
40′ YS 河辺駿太郎
75′ 今治千葉寛汰

▼解説・菊谷篤資

「ズルって言うんすよ」

「ズルいでしょ。オレもあの角度でボール欲しいもん」

以上、先制点を挙げた山本凌太郎と、あの時詰めていた菊谷篤資のやりとりである。

続いてやってきた人はこう話す。

「ヒーローインタビューは僕かと思ってたんですけど……」

そんな冗談から話し始めたもうひとりの得点者、河辺駿太郎は「スーパーゴールでしたよね」と山本を称えた。

バックステージは賑やかである。

そこへ、本日の主役がやってきた。

「樋口(靖洋)さんから始まって、悠紀(シュタルフ悠紀リヒャルト)さん、(仲田)建二さん、星川(敬)さんといろんな監督に使ってもらって今までこうやって……。いろんなことがあったので、家族のサポートだったり周りの人に感謝してます」

「ここまで来るのは長かったですね」と微笑む彼。デビューは2018年。「使ってもらって試合に出れることは幸せなことなので」という彼には、「人生で初めて骨折して3ヶ月、4ヶ月ぐらいできなくて、それが長くて一番辛かった」時もあった。

「こうやって100試合、ひとつの節目として達成できたので良かったと思います」

柳雄太郎、100試合出場達成記念試合。「まだまだこれからもあるんで」という彼は、次なる一歩を踏み出した。

（残り 4762文字／全文: 5417文字）

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

会員の方は、ログインしてください。