横浜本牧フットボールマニアックス

石井僚のJデビューと吉田明生の帰還。そして池ヶ谷颯斗が標的に食らいつく【J3第28節・vs熊本】

2021年11月21日 熊本
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

- RESULT -

2021明治安田生命J3リーグ第28節
ロアッソ熊本 1―0 Y.S.C.C.横浜
2021年11月21日(日)
えがお健康スタジアム: 4,011人

[得点]

47′ 熊本 伊東俊

▼誇り高い眼光

彼が横浜にやって来たのは、シーズン途中の今年の夏。最初はまるで転校生のように緊張はしていたかもしれないけれど、すぐにY.S.C.C.の輪の中に溶け込んだ。仲間たちの自主錬に付き合い、「外したら僚にジュースおごってやろうぜ」という4人のシュートを1人で受け続けたこともあった。また練習後に、飯高GKコーチのマンツーマンでの指導も受けたこともあった。そのすべてが自分のため。彼もまた、試合に出たいという姿勢を貫いていた。

「熊本はクロスを多用とするので、彼の特徴であるハイボールの処理、前線からプレッシャーをかけられた時のキック精度が、今日この舞台で発揮できる」

シュタルフ監督は彼の日々の努力とその姿勢、そして何よりもその実力を買った。

「今日のマッチプランのなかで石井が適任」

2000年生まれのミレニアム世代、石井僚が初めてJリーグのピッチに立った。そして若き守護神は、複雑に動くDFラインを従えていた。

(残り 2620文字/全文: 3145文字)

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