2021.10.18

死闘制す。逆転の口火を切った宗近慧と古巣で錦を飾った大城蛍＆池ヶ谷颯斗の3バック【J3第23節・vs鳥取】

2021年10月18日 17時00分　
カテゴリ： Match • レビュー

2021年10月17日鳥取
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

－ RESULT －

2021明治安田生命Ｊ３リーグ第23節
ガイナーレ鳥取 1―2 Y.S.C.C.横浜
2021年10月17日(日)
Ａｘｉｓバードスタジアム:739人

[得点]
11′ 鳥取石川大地
81′ YS 宗近慧
89′ YS 菊谷篤資

▼一手、二手、三手

時をさかのぼること4ヶ月前。6月の第10節終了後、「スタートダッシュをミスって先に行かれちゃった」という池ヶ谷颯斗は、大城蛍を追いかける。彼らが向かった先はアウェイ側の席だった。その池ヶ谷と大城が、また彼らと再会する。今はアウェイとなった地へ旅立つ数日前、池ヶ谷は「勝って挨拶して浸ってやろうかな」といたずらな笑みを浮かべていた。

状況は序盤から苦しかった。そして、シュタルフ監督の言う「雲行きの怪しい時間帯」がやってくる。37分、石川大地のFKで先制点を奪われてしまった。だが、YSの3バックは微動だにしなかった。

「ここ5試合セットプレーでしか点は獲られていないので、流れからの失点はしていない。チームとしてやることははっきりしているので焦らずに」

そう話す大城は、改めて今日の標的に照準を合わせた。

（残り 2308文字／全文: 2805文字）

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