「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「自分も含めて、まだこのチームはいつも良いパフォーマンスを出せるわけではない」(斎藤)・「内容的にも厳しかった」(喜田) [柏戦後コメント]

 

【試合を終えて】

エリク モンバエルツ 監督

「難しいゲームになることは予想していた。特に失点したあとの15~20分に難しい時間帯があった。2-0とリードされてから難しかった。後半は自分たちがポゼッションしてチャンスを作っていたが、残念ながら得点に至らなかった。後半最初のFKからのチャンスをミロシュ(デゲネク)が決めることができていれば、相手が焦る展開に持っていけたかもしれない。まず1点を返すことが大事だったが、それが叶わなかった。そして今日は柏も称えたい。アグレッシブで高いインテンシティのプレーだった。我々も後半はインテンシティ高く戦えたが、今日は柏を称えたい」

 

――ボール回しの場面で相手に引っかかる場面が多かったのは相手のプレスが強かったから? それともマリノスに問題があった?

「二つあると思う。まず相手のプレッシャーがとても強かった、特に前半。我々は何人かの選手が持っている力を出せなかった。相手のプレッシャーが早いのでプレーのスピードを求められたが、マルティノスが出場停止で(齋藤)学もスピードを出せなかった」

 

DF 34 ミロシュ デゲネク

「2連勝している中で迎えたゲームだけど、自分たちにプレッシャーをかけないことを意識した。サッカーでは勝ち負けがあるので、ずっと勝ち続けることは難しい。前半は相手のサッカーがすごく良かった。後半は自分たちも良さを出せたけど、それを前半から出せていればこの結果になっていなかった。後半最初の場面で点を取れていれば流れが変わって、最低でも勝ち点1はもぎ取れたかもしれない。でも終わったことなので、次に向けて切り替えたい」

 

GK 21 飯倉 大樹

「ハンドの判定は仕方ない。PKはこちらが取ることがあったり、今日のように取られたりすることもある。でも、それ以上に相手のやりたいサッカーにはめられた。もうちょっと自分たちで相手が嫌がることを考えないと。相手は前からプレッシャーをかけてきたので、もう少し単純に長いボールを蹴って相手の裏で起点を作ってもよかった。相手も裏をケアしていたけど、そこで起点ができる。内容としては広島戦と同じ。でも今日は守備がやられたから負けという結果になった」

 

 

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MF 10 齋藤 学

「失点してからのゲームの進め方などいろいろ課題が見つかった。個人的にはボールの受け方から見直さないといけない。相手がゾーンを組んできたときに自分の仕掛けがなくなるのは問題。でも自分のところで何も起きなくてもチームとして何かが起きればいい。自分も含めて、まだこのチームはいつも良いパフォーマンスを出せるわけではない。セレッソ戦もそうだったけど、自分たちがどっちつかずの戦いをしているとこういうゲームになってしまう」

 

DF 5 喜田 拓也

「今日は内容的にも厳しかった。なかなかチームの良かったところを探すのが難しい。シーズンが進んでいって僕たちのやりたいことややり方を相手が研究してくる。それは当たり前のこと。自分たちがやりたいことができなかったときに、チームとしてどういうひきだしを持っているかが大事になる。今日はレイソルが前からプレッシャーをかけてきて、自分のところも少なからず窮屈になる場面があった。相手は自分とタカくん(扇原)のところをボールが経由することをわかっていて、そこに厳しくプレッシャーがきた。それをかわすことも必要だし、ボランチを経由しないでボールを回すことも必要になる」

 

MF 25 前田 直輝

「相手の左利きのCBの中山選手は左足でサイドにボールを出すのがうまい。自分は少し絞り気味のところから守備をスタートさせて、中のコースを切りつつサイドに出されたボールに行くというやり方だった。でも相手が高い位置を取ってきて、自分が追いかけるときは、もう横方向ではなく斜め後ろや完全に後ろになってしまった。後半はもう割り切って自分が輪湖選手について、(新井)一耀くんに大津選手をマークしてもらう形にした。だけど後半はそういう場面が結果的にあまりなかった。前半はそこで後手に回ったのが位置や二度ではなく、ずっと。もっと早い段階でどうにかすべきだった」

 

 

 

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