「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

勝利は収めたが、さらなるブラッシュアップが欠かせない [ナビスコ4節鳥栖戦レビュー]

 

 試合は1-0でマリノスが勝利を収めた。得点は相手選手のハンドで得たPKを伊藤翔が決めたもの。しかし、その後は鳥栖が得意とするロングボール攻勢に押し込まれ、セットプレーを与える回数も多かった。能動的な守備というよりも、ゴール前で構える受動態だった感は否めないが、しっかりと守り切り、勝ち切ったことに意味と価値がある。

現時点で、リーグ戦に出場するメンバーとこの日出場したメンバーは、ほとんど別部隊として扱われている。週末に試合が組まれている場合、週の前半からレギュラー組とサブ組に区別され、選手の入れ替えはほとんど行われない。リーグ戦で結果が出れば出るほど先発は固定され、控え組の見せ場は少なくなっていく。練習でのアピールは非常に難しい状況だ。

しかし、だからといってチャンスがないわけではない。レギュラー組の誰かに不測の事態があれば、カップ戦メンバーからひとり昇格する。その際の選考基準はナビスコカップでのプレー内容だろう。「私はパフォーマンスだけを見ている」。エリク・モンバエルツ監督の口癖のひとつである。

 

 

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そういった観点で述べるならば、この日のパフォーマンスは全体的に物足りなかった。準備期間が少なかったというエクスキューズはあるが、筆者が指摘したところでそれは今後も変わらないだろう。おそらく監督交代という緊急事態にならなければ、今後もマネジメントは変わらない。勝利したことは評価しなければならないが、これ以上がないわけでもない。個々を切り取っても目を見張るプレーは少なかった。

カップ戦の残りは3試合。鳥栖に勝利したことでノックアウトステージ進出に望みがつながり、それは残り3試合のモチベーションにもなる。チームとしても個人としても、さらなるブラッシュアップが欠かせない。

 

 

 

 

 

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